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» 2011年02月07日 22時04分 UPDATE

最新ケータイ徹底比較(スマートフォン2010年冬モデル編):第3回 キーの種類と配列は何が違う? 通知ランプはある?

Android端末はディスプレイ下部にいくつかのキーが搭載されているが、このキーのデバイス、種類、配列は端末によって異なる。どの機種が使いやすいのか。このほか、スリープ状態からの復帰とロックの解除方法、通知ランプの有無についても調べた。

[田中聡,ITmedia]
photo 上段左からNTTドコモの「GALAXY S」「GALAXY Tab」「LYNX 3D SH-03C」「REGZA Phone T-01C」、auの「IS03」「SIRIUS α IS06」、下段左からソフトバンクの「DELL Streak 001DL」「HTC Desire HD 001HT」「GALAPAGOS 003SH」「Libero 003Z」、イー・モバイルの「HTC Aria」「Pocket WiFi S」

ディスプレイ下部のキー:デバイス、種類、配列をチェック

 Android端末はケータイのテンキーを備えておらず、タッチパネルでの操作が基本となる。そのタッチ操作を補助するデバイスとして、ディスプレイの下に物理キーやセンサーキーを搭載している。これらのキーには、ホーム画面に戻れるホームキー、サブメニューを呼び出せるMENUキー、1つ前の操作に戻れるクリアキー、アプリやWebの検索ができる検索キーなどが含まれる。

 ただしここのキーの種類や配列は端末によって異なり、メーカーやキャリア間でもあまり統一されていない。そこで、今回取り上げた12機種のキー配列がどのようになっているかを見ていこう。

 まず、ディスプレイ下部のキーは「物理キーのみ」「センサーキーのみ」「物理キーとセンサーキー」を搭載する機種に大きく分けられる。物理キーのみは「LYNX 3D SH-03C」「REGZA Phone T-01C」「GALAPAGOS 003SH」「Libero 003Z」、センサーキーのみは「GALAXY Tab」「IS03」「DELL Streak 001DL」「HTC Desire HD 001HT」。物理キーとセンサーキーを備えるのが「GALAXY S」「SIRIUS α IS06」「HTC Aria」「Pocket WiFi S」だ。GALAXY SとIS06はホームキーのみが物理キー、Pocket WiFi Sは十字キーと決定キー、発話/終話キーが物理キーとなっている。また、HTC Ariaは4つのセンサーキーと光学ジョイスティックを備える。

photophotophoto 左からGALAXY S、GALAXY Tab、SH-03Cのキ
photophotophoto 左からT-01C、IS03、IS06のキー
photophotophoto 左から001DL、001HT、003SHのキー
photophotophoto 左から003Z、HTC Aria、Pocket WiFi Sのキー

 センサーキーと物理キーのどちらが押しやすいかといえば、タッチパネルに触れる感覚で軽くタップするだけで押せるセンサーキーの方が押しやすい。筆者はGALAXY SとIS03を常用しており、この2機種はクリア操作やサブメニュー呼び出しがセンサーキーから行える。そんな操作に慣れた状態で003SHなど物理キー付きの機種を使うと、キーを少し強く押す必要があるので、軽く違和感を覚えた(慣れれば大きな問題ではないが)。また、物理キーはキー部分が突起するが、センサーキーならそれがなく、フラットなボディに貢献するというメリットもある。ただし後述するが、ディスプレイ下部のキーがすべてセンサーキーだと、スリープ状態から復帰させにくいというデメリットもある。

 キーの種類は、どの機種もホーム/クリア/MENUキーは備えているが、GALAXY TabとIS03、HTC端末、Pocket WiFi Sは検索キーも備えている。SH-03CはAndroid端末では珍しく、電源キーがディスプレイ下部(右下)にある。一般のケータイ感覚で使えそうだが、ホーム画面に戻る際に(待受画面に戻るのと同じ感覚で)つい電源キーを押してしまう。スマートフォンで電源キーを押すとディスプレイが消灯するので、そのたびにロック解除して再点灯させる必要がある。慣れの問題かもしれないが、電源キーの場所はほかの機種と同じく右側面などでよかったのではと思う。

 HTC AriaとPocket WiFi Sは十字キーと決定キーも備えているので、細かくカーソル移動したいときに重宝する。Pocket WiFi SはAndroid端末は珍しく、発話/終話キーを搭載している。スマートフォンでは画面の「終話」を押さないと通話が終了しないことが多いので、ケータイのように物理キーから終話できるのは親切だ。Pocket WiFi Sは終話キーからもホーム画面に戻れるので、ケータイと同じように使える。

 キー配列は、シャープ、Samsung端末、T-01Cなど左からMENU/ホーム/クリアキーとなっている機種と、HTC端末、001DL、Z003などホーム/MENU/クリアの順になっている機種に分けられる。端末のデザインやサイズの問題から難しいのかもしれないが、機種変更することを考えると、キーの種類と配列はある程度は統一してほしい。

ディスプレイ下部のキー
デバイス 主なキー配列(左から) その他のキー
GALAXY S 物理キー+センサーキー MENU/ホーム/クリア
GALAXY Tab センサーキー MENU/ホーム/クリア/検索
LYNX 3D SH-03C 物理キー MENU/ホーム/クリア/電源
REGZA Phone T-01C 物理キー MENU/ホーム/クリア
IS03 センサーキー MENU/ホーム/クリア/検索
SIRIUS α IS06 物理キー+センサーキー MENU/ホーム/クリア
DELL Streak 001DL センサーキー ホーム/MENU/クリア
HTC Desire HD 001HT センサーキー ホーム/MENU/クリア/検索
GALAPAGOS 003SH 物理キー MENU/ホーム/クリア
Libero 003Z 物理キー ホーム/MENU/クリア
HTC Aria 光学ジョイスティック+
センサーキー
ホーム/MENU/クリア/検索 十字キー+決定キー
(光学ジョイスティック)
Pocket WiFi S 物理キー+センサーキー クリア/MENU/ホーム/検索 十字キー+決定キー、
発話/終話キー

スリープとロック解除:全面センサーキーだと解除しにくい?

photo IS03など全面センサーキーの機種は、側面などにある電源キーを押さないとロック解除できない。

 先述のとおり、Android端末では電源キーを短押しするとディスプレイが消灯し、スリープ状態になる。ここから復帰させるには、もう1度電源キーや他のキーを押してロックを解除する必要がある。このスリープとロック解除の方法も端末によって異なる。地味な部分ではあるが、これらの操作は1日に何度も行うので、スムーズに行えるのが望ましい。各モデルの解除方法を見ていこう。なお、ロック解除のインタフェースはアプリを追加すると変更できるが、ここでは初期状態の解除方法を確認する。

 まずはスリープ解除について。いずれの機種も電源キーから解除できるが、GALAXY S、T-01C、IS06、003SH、003Zはホームキー、Pocket WiFi Sは決定キーからも解除できるので、側面などにある電源キーに触れる必要がない。ホームキーのみ物理キーを備えるGALAXY SとIS06のキー構造は、理にかなっているといえる。ホームキーから画面を点灯させる操作法は、iPhoneでもおなじみだ。SH-03Cはディスプレイ下部に電源キーがあるので、スムーズに解除できる。

 一方、GALAXY Tab、IS03、001DL、001HTのディスプレイ下部は全面センサーキーなので、スリープ状態ではキーが機能せず、復帰させるには側面や上端部の電源キーを押す必要がある。HTC Ariaも電源キーを押さないと復帰しない。側面や上端部のキーは比較的小さく、指の移動量が増えるので、操作面ではマイナスポイントといえる。

 ロックの解除は、画面下部を左から右方向へフリックする方法を取り入れている機種が多いが、T-01CとHTC端末は下から上にフリックする方法となっている。シャープの3機種では鍵アイコンをスライドさせて鍵穴に入れると解除される。IS03はタッチパネルの感度が悪く、1度で解除するのが難しかったが、1月のアップデート後にタッチパネルの感度が上がり、以前よりスムーズに解除できるようになった。ユニークなのがGALAXY Sで、上下左右(斜め方向でもOK)どの方向からフリックしても解除される。ただ、他の機種に比べてやや強くフリックしないと解除されない感がある。

photophotophotophoto 左からGALAXY S、GALAXY Tab、SH-03C、T-01Cのロック解除画面
photophotophotophoto 左からIS03、IS06、001DL、001HTのロック解除画面
photophotophotophoto 左から003SH、003Z、HTC Aria、Pocket WiFi Sのロック解除画面

 なお、「No Lock」(外部リンク)アプリを利用すれば、スリープ解除後のロック解除操作を省略できる。ロック解除の操作が面倒な人は試してみるといいだろう。

photophoto 「No Lock」起動後に鍵アイコンをタップして「Locking disable」にすると、ロック解除画面をオフできる(写真=左)。もう1度鍵アイコンに触れて「Lockgin enable」にすると、ロック解除画面が再び表示される(写真=右)
スリープとロック解除の方法
スリープ解除 ロック解除
GALAXY S 電源/ホームキーのいずれかを押す 上下左右方向にフリック
GALAXY Tab 電源キーを押す 右方向にフリック
LYNX 3D SH-03C 電源キーを押す 右方向にフリック
REGZA Phone T-01C 電源/ホームキーのいずれかを押す 上方向にフリック
IS03 電源キーを押す 右方向にフリック
SIRIUS α IS06 電源/ホーム/検索キーのいずれかを押す 右方向にフリック
DELL Streak 001DL 電源キーを押す 右方向にフリック
HTC Desire HD 001HT 電源キーを押す 上方向にフリック
GALAPAGOS 003SH 電源/ホームキーのいずれかを押す 右方向にフリック
Libero 003Z 電源/ホーム/MENU/クリアキーのいずれかを押す 右方向にフリック
HTC Aria 電源キーを押す 上方向にフリック
Pocket WiFi S 決定/電源キーのいずれかを押す 右方向にフリック

通知ランプ:シャープ端末の設定が充実している

photo GALAXY Sでは「NoLED」アプリを使うと、不在着信やGmailの通知がドットやアイコンなどで画面に表示される

 地味ながら欠かせない機能の1つが、通知ランプだろう。着信時は画面も同時に点灯するのでランプがなくても問題ないが、通知ランプは画面の消灯時に新着メールや着信を把握するのに必要なので、ランプ非対応だとメールや着信に気づきにくくなる。

 この中で通知ランプに対応しているのは、SH-03C、T-01C、IS03、001HT、003SH、HTC Aria、Pocket WiFi S。シャープ端末は点滅色と点滅パターンを7種類から選べるので、アドレス帳の人物ごとにランプの色を変えたいといったときに便利だ。GALAXY Sはランプは備えていないが、「NoLED」アプリを利用すると、消灯した画面にドットやアイコンなどを表示させて疑似通知ランプとして活用できる。IS06は着信時はキーイルミが点灯するが、通知ランプとしては機能しない。

 この中ではSH-03CとIS03のランプが広範囲に点滅して見やすい。HTCの2機種はやや控えめに点滅する。なお、下記の写真の一部は着信時や設定時のものだが、通知ランプも同じ場所に点滅する。

photophotophoto 左からSH-03C、T-01C、IS03のランプ
photophotophoto 左から001HT、003SH、HTC Ariaのランプ
photo IS06は着信時はランプが点くが、通知ランプはない
通知ランプ
点滅位置 カラー パターン
GALAXY S
GALAXY Tab
LYNX 3D SH-03C キー間 7色 7種類
REGZA Phone T-01C ディスプレイ左上 1色 1種類
IS03 ディスプレイ下部 7色 7種類
SIRIUS α IS06
DELL Streak 001DL
HTC Desire HD 001HT ディスプレイ左上 1色 1種類
GALAPAGOS 003SH ディスプレイ右上 7色 7種類
Libero 003Z
HTC Aria ディスプレイ左上 1色 1種類
Pocket WiFi S ディスプレイ右上 1色 1種類

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