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» 2013年11月26日 22時00分 UPDATE

対決!「iPhone 5s」vs「Xperia Z1」――外観、持ちやすさ、基本スペックを比較する (1/2)

この冬の売れ筋スマートフォンである「iPhone 5s」と「Xperia Z1」は、どちらが買いなのか? さまざまなポイントから検証していきたい。今回はサイズや持ちやすさ、基本スペックに焦点を当てた。

[田中聡,ITmedia]

 この冬、特に注目を集めているスマートフォンが「iPhone 5s」と「Xperia Z1」(au版ドコモ版)だ。

 2013年はドコモが初めてiPhoneを発売し、iPhone 5sに加えてカジュアルな「iPhone 5c」も登場するなど、3キャリアで計6機種もの新型iPhoneが発売された。その結果、総合トップ10をiPhoneが占拠するという事態が続いている。対するXperia Z1は、NTTドコモとKDDIが発売。ドコモの「Xperia Z1 SO-01F」は、発売した週こそiPhone 5sをかわして販売ランキング1位を獲得したが、以降はランクダウンし、発売3週目からは早くも総合トップ10圏外となってしまった。それでもXperiaの人気は根強く、弊誌で実施している冬モデルの読者投票では、ドコモとauいずれもXperia Z1が断トツの1位となっている(11月26日時点)。

 こうした販売ランキングのデータを見ても、現在の国内スマートフォン市場はiPhoneとXperiaの2強になっていると言っても過言ではない。王座を守り続けているAppleにソニーが真っ向勝負を挑む、そんな構図が見て取れる。では実際のところ、iPhone 5sとXperia Z1は、どちらが買いなのか? iPhone 5sとXperia Z1 SO-01Fを普段使いしている筆者が、さまざまな面から比較していきたい。

photo iPhone 5sとXperia Z1

 なお、ITmedia MobileではXperia Z1とiPhone 5sに関する読者調査を実施しているので、興味のある人は、ぜひアンケートに回答してほしい。(※アンケートは終了しました)

サイズ感がまったく異なるiPhone 5sとXperia Z1

 あらためて、iPhone 5sとXperia Z1の特徴をおさらいしておこう。

 iPhone 5sは、言わずと知れたiPhoneの最新モデル。4インチという画面サイズはiPhone 5と変わらないが、64ビットアーキテクチャ搭載「A7」チップを搭載したことで、よりパワフルかつ高速に動作するようになった。加速度センサーや電子コンパスなどの処理を独立して行ってくれる「M7」モーションコプロセッサも新たに装備し、バッテリー消費の軽減に貢献する。指紋認証センサー「Touch ID」や、フォトライトを使っても自然な色合いで写真を撮れる「True Toneフラッシュ」も搭載した。11月22日には突如SIMフリー版のiPhone 5s/5cが発売されて話題を集めた。本体カラーはスペースグレイ、ゴールド、シルバーの3色。

 Xperia Z1は、ソニーの高性能な「Gレンズ」を搭載したXperiaのフラッグシップモデル。F2.0の明るいレンズと画像処理エンジン「BIONZ for mobile」によって、暗い場所でも明るく撮影できる。5インチフルHD(1080×1920ピクセル)液晶は、幅広い色域を表示する「トリルミナスディスプレイ for mobile」と、超解像技術を活用した「X-Reality for mobile」をサポートする。防水、おサイフケータイ、ワンセグ/フルセグ、赤外線通信といった日本向けの機能もきっちり搭載する。本体カラーはブラック、ホワイト、パープルの3色。

 まずは基本スペックを見ていこう。以下の表にまとめた。

iPhone 5sとXperia Z1のスペック
iPhone 5s Xperia Z1 SO-01F Xperia Z1 SOL23
サイズ(幅×高さ×厚さ) 約58.6×123.8×7.6ミリ 約74×144×8.5ミリ
重さ 約112グラム 約171グラム
ディスプレイ 4インチ 640×1136ピクセル TFT液晶 5インチフルHD(1080×1920ピクセル)TFT液晶 1677万7216色
連続通話時間 約600分(3G) 約720分(3G) 約1310分(3G)
連続待受時間 約250時間 約610時間(LTE)、約740時間(3G) 約700時間(LTE)、約710時間(3G)
バッテリー容量 非公表(内蔵型) 3000mAh(内蔵型)
メインカメラ 8メガピクセル裏面照射型CMOS 有効約2070万画素裏面照射積層型CMOS
インカメラ 1.2メガピクセル裏面照射型CMOS 有効約220万画素裏面照射型CMOS
ストレージ(ROM) 16Gバイト/32Gバイト/64Gバイト 32Gバイト
メモリ(RAM) 非公表 2Gバイト
外部メモリ microSDXC(最大64Gバイト)
防水・防塵 IPX5/IPX8・IP5X
フルセグ、ワンセグ
おサイフケータイ
NFC
ワイヤレス充電
指紋センサー
通信速度 下り最大100Mbps 下り最大150Mbps
Wi-Fi IEEE802.11a/b/g/n(2.4GHz/5GHz) IEEE802.11a/ac/b/g/n(2.4GHz/5GHz)
Bluetooth 4 4
赤外線通信

 サイズはXperia Z1の約74(幅)×144(高さ)×8.5(厚さ)ミリに対し、iPhone 5sは約58.6(幅)×123.8(高さ)×7.6(厚さ)ミリ。Xperia Z1はスマートフォンとしては大柄な部類に入るが、iPhone 5sと比べると、その大きさがさらに際立つ。iPhone 5sは1年前に発売されたiPhone 5からサイズと重さが変わっていないのも特筆すべき点だ。

photophoto サイズを比較すると、Xperia Z1の方がiPhone 5sよりも一回り(二回り?)大きい

 Xperia Z1は、iPhone 5sと比べて幅が15.4ミリ、高さが20.2ミリ、厚さが0.9ミリ大きい。特に気になるのが「幅」だ。筆者の場合、74ミリは手に余り、片手で持ったときに、画面の端に親指が届かず、両手操作を余儀なくされることが多い。iPhone 5sを片手で持ったときは、画面のどの部分にも親指が届くので快適だ。iPhone 5sを操作してからXperia Z1を持つと、途端に窮屈に感じてしまう。もう少しフレームを細くして、せめて幅を70ミリほどに抑えてほしいと思う。とはいえ、片手で持ち続けるだけなら問題なく、必要に応じて両手を使えば、それほどストレスは感じない。このへんは慣れの問題でもあるだろう。

photophoto iPhone 5sは片手で持っても画面の端に指が届きやすい
photophoto Xperia Z1は、片手では画面の端に指が届きにくい
photo 厚さはiPhone 5sの方が約0.9ミリ薄い

 重さはXperia Z1の約171グラムに対して、iPhone 5sは約112グラムであり、Xperia Z1の方が59ミリも重い。iPhone 5を最初に手にしたときは「軽っ!」と驚いたが、iPhone 5sでもその軽さは継承されている。そのほかのAndroidスマートフォンと比べても、110グラム台という軽さは驚異的だ。171グラムのXperia Z1は、さぞかし重いのだろう……と思いきや、数字ほどの重さは感じないというのが正直なところ。Xperia Z1のボディはフラットで、上部に部品が集中している“頭でっかち”な形状ではない。重量バランスの良さが、体感的な軽さの軽減に貢献しているのだろう。

快適に持てるのはどちら?

 数字には表れない“持ち心地”はどうか。iPhone 5sは確かに軽くて片手でも持ちやすいが、背面から側面にかけての丸みが乏しく角張っているので、手触りはあまり良くない。金属の美しさを見せるために、あえて丸さを排除していると考えると、悩ましいところではある。一方、Xperia Z1は4隅が球体状に丸くなっているほか、背面から側面にかけても角がそがれているので、手のひらにしっかりとフィットする。片手使いに優しいのはiPhone 5sだが、手のひらに優しいのはXperia Z1だと感じた。

photophoto iPhone 5sはエッジ部分が手に当たるのが気になる(写真=左)。見た目はスクエアなXperia Z1だが、側面はカットされているので、手のひらに優しい(写真=右)

 ちなみに、上述したXperia Z1とiPhone 5sの欠点をカバーするモデルもある。それが「Xperia Z1 f SO-02F」と「iPhone 5c」だ。Xperia Z1 fは幅約65ミリのボディに4.3インチ液晶を搭載。カメラ機能やデザインはZ1を踏襲しており、小型のZ1として注目を集めている。発売は12月下旬の予定。iPhone 5cは、カメラやCPUは5と同等だが、ポリカーボネートを用いたラウンドフォルムのボディが非常に心地よい。Xperia Z1 fはドコモからのみ発売予定だが、Xperia Z1とiPhone 5sともに、もう1つの選択肢があるのはうれしい。

photophoto コンパクトかつハイスペックな「Xperia Z1 f SO-02F」(写真=左)と、丸みを帯びたカラフルな「iPhone 5c」(写真=右)
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