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» 2009年03月24日 16時00分 UPDATE

むきました:NECの売れ筋“イタPC”「VALUESTAR N」を分解した

NECの液晶一体型PCで売れ筋は“板PC”こと「VALUESTAR N」シリーズだ。その最上位の新色モデルを分解してチェックした。

[田中宏昌(撮影:矢野渉),ITmedia]

新色のメイプルブラウンがラインアップに追加

ht_0903vn01.jpg VALUESTAR Nの最上位シリーズ「VN770/SG6」

 1月13日にラインアップを一新したNECの新モデル。デスクトップPCのVALUESTARシリーズでは、チップセットの更新とともにCentrino 2プラットフォームに準拠したのがポイントだが、ここで取り上げる「VALUESTAR N」はCPUの高速化やメモリ容量の倍増(2Gバイトから4Gバイト)といったマイナーバージョンアップが中心だった。しかし、新色のメイプルブラウンが中上位モデルに追加され、全10モデルにラインアップが強化された。今回は同シリーズで最上位となる「VN770/SG6C」を取り上げた。

 このVALUESTAR N VN770シリーズは、1440×900ドット表示の19型ワイド光沢液晶ディスプレイと、地上デジタル放送に対応したテレビ機能を備えているのが特徴で、型番の末尾で本体色が異なる3モデル(B=ファインブラック、W=ピュアホワイト、C=メイプルブラウン)が用意されている。従来モデルに比べ、ハードウェアのAVCエンコーダを内蔵することによってH.264での長時間録画が可能になったほか、AVCRECに対応することでDVD-RAMにハイビジョン番組を保存できるようになった。なお内部スペックは、グラフィックス機能統合型のGeForce 9300チップセットをはじめ、CPUは2.8GHz駆動のCore 2 Duo E7400、4Gバイトのメモリ(DDR2 2Gバイト×2)、容量500GバイトのHDD、そしてOSにはWindows Vista Home Premium(SP1)と3モデルとも共通だ。

 本体サイズは 465(幅)×195(奥行き)×374(高さ)ミリ(本体最小傾斜時)と奥行きが短くて済み、重量も約9.6キロと位置調整は苦にならない。

ht_0903vn02.jpg 新色メイプルブラウンの「VN770/SG6C」
ht_0903vn03.jpg ファインブラックの「VN770/SG6B」
ht_0903vn04.jpg ピュアホワイトの「VN770/SG6W」

ht_0903vn05.jpg 19型ワイドのスーパーシャインビューEX液晶を搭載する。内蔵ステレオスピーカーの出力は3ワット+3ワットだ
ht_0903vn06.jpg 背面のカバー内にB-CASカードと2基のSO-DIMMスロットがある。標準で4Gバイトのメモリモジュールが装着済みだ
ht_0903vn07.jpg やや大きめのACアダプタを利用する

ht_0903vn08.jpg 右側面にスロットインタイプのDVDスーパーマルチドライブスーパーマルチドライブや輝度調整、無線LANの電源スイッチなどが並ぶ
ht_0903vn09.jpg 背面にテレビアンテナ入力、4基のUSB 2.0、ギガビット対応の有線LAN、DC入力などが横一列に用意されている
ht_0903vn10.jpg 左側面にメモリカードスロットと4ピンのIEEE1394、サウンド端子がある。背面にあるスタンドで角度調整が可能だ


デスクトップPC用のHDDとノートPC用の光学ドライブを搭載

 液晶一体型PCは内部へのアクセスが制限される場合が多いが、本機では背面上部にある2基のメモリスロットとB-CASカードスロットはネジを1本外すだけで現れる。ここから先はメーカーの保証対象外となるが、背面のカバーは7本のネジを回すだけで取り外せ、一通りのユニットにアクセスが可能になる。

 採用されているHDDは3.5インチのSerial ATAタイプ(7200rpm)で、本体下部中央にある。一方の光学ドライブはSlimline SATAタイプのDVDスーパーマルチドライブで、HDDとは異なりノートPC用のドライブを搭載する。

 発売からほぼ2カ月が経過し、実売価格は18万円前後まで下がっている。オフィススイートのOffice Personal 2007(SP1)が付属するほか、テレビ番組の視聴や録画番組を簡単に扱える赤外線リモコンだけでなく、本体下部に収納可能なワイヤレスキーボードとワイヤレスレーザーマウスを採用していることもあり、使い勝手は良好だ。AV機能を搭載した手軽な液晶一体型PCとして、注目に値する1台といえそうだ。

注意

製品を分解/改造すると、メーカー保証は受けられなくなります。内部で使用されている部品などは編集部が使用した製品のものであり、すべての個体にあてはまるものではありません。



ht_0903vn11.jpg 背面のカバーを取り外したところ。8センチ角のファンはCPUとコンバータを冷却している
ht_0903vn12.jpg 評価機に採用されていたHDDは、ウエスタンデジタル製のWD5000AAJSだった
ht_0903vn13.jpg スロットインタイプのDVDスーパーマルチドライブはパナソニック製のUJ875Aだ

ht_0903vn14.jpg こちらはB-CASカードスロット
ht_0903vn15.jpg IEEE802.11a/b/g/n(nはドラフト準拠)対応の無線LANモジュール
ht_0903vn16.jpg 右側面にある輝度調整や無線LANの電源スイッチなどのモジュール

ht_0903vn17.jpg Core 2 Duo E7400(2.8GHz)のCPUと2Gバイト×2のメモリモジュールを搭載する
ht_0903vn18.jpg テレビチューナーは地上デジタル放送のみ(1波)対応だ
ht_0903vn19.jpg ViXS Systemsのトランスコーダ/エンコーダのXCode 3106を採用する

ht_0903vn20.jpght_0903vn21.jpg マザーボードはサイズが165〜180(縦)×292(横)で、CPUソケットやチップセット(GeForce 9300)、2基のメモリスロット、メモリカードスロットといった主要なコンポーネントが表面に集中している(写真=左)。チップセットには40ミリ角のファンが装着済みだ。裏面は非常にスッキリとしている(写真=右)

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