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CEATEC JAPAN 2004 特集

幕張メッセで映像、情報、通信の複合展示会「CEATEC JAPAN 2004」が開幕。IT/電子分野における最先端技術・製品の展示が行われている。

2004年10月9日

家電・PC・モバイル機器の相互接続性を実現するため、標準化活動を推し進めるDLNA。Intelや松下、ソニーなど各業界をリードする企業が参加している同団体で今、福岡のソフトベンダーが開発した「DiXiM」が注目を集めている。

ホームネットワークは、主に白物家電を対象とする「制御系」と映像伝送などを含む「AV系」の2つに分かれる。「CEATEC」におけるAV系のトピックとしてはDLNAの接続検証などが挙げられるが、白物家電の制御系でも、いくつかの興味深い展示や発表があった。

2004年10月8日

10月5日に開幕した「CEATEC JAPAN 2004」も3日目を迎え、初日の雨が嘘だったかのような秋晴れ。展示会やセミナーには、多くのビジネスマンが詰めかけた。熱気溢れる展示会場から、今年もフォトレポートをお届けしよう。しかも、例年より文字が多めだ。

2004年10月7日

CEATEC JAPAN 2004のキーノートスピーチで、Blu-ray Discをテーマにしたパネルディスカッションが開催。ソニー/松下電器産業/シャープ/TDKの4社のキーマンに、AV評論家の麻倉怜士氏をゲストに加えたパネラーたちが、“Blu-ray Discのすべて”について熱く語った。

今年のトレンドといえるのが、映像に立体感を与える立体視変換技術。シャープの「裸眼立体視ディスプレイ」やパイオニアの「3D floating vision」のほかにも、ユニークなものが数多く展示されている。

W-CDMA/GSMに対応した、「SUP-700」(国内名V801SA)の後継機と見られる端末が展示されている。

2004年10月6日

遠隔地にいる人物を3Dで投影して会話ができるシステムを日立が開発。パイオニアは“触れる”立体表示装置を展示している。

人間の体が、イーサネットケーブル代わりに。そんな人体通信を、実際に試してみた。

「手づくりLet'snote工房」に参加したり、ファンコンや乾電池、光モノパーツを作ってみたりと、「工作」というならこのワタクシ。今回はCEATEC JAPANのタダで作れるボイスレコーダー工作教室に参加してみた。

メーカーを問わず、ネットワーク内に配置されたAV機器のコンテンツ相互利用を目指すDLNAガイドラインに対応した機器が多く展示されている。しかし、ポータブルプレーヤーでのコンテンツ相互利用には問題が残ったままだ。

CEATEC JAPAN 2004のパネルディスカッション「Blu-ray Discのすべてを語る」の中で、AV評論家で日本画質学会副学会長の麻倉怜士氏が、ユーザーの立場からBlu-ray Discとコピーワンスについて語った。

KDDIブースに800M/2GHzのデュアルモード対応のCFカード「W02H」が展示されている。

TVを見ていたら電話がかかってきて、一番いいシーンを見逃してしまった――そんな悲しい事故をなくしてくれるシステムをマイクロソフトが提案する。

900iシリーズの後継となる「901iシリーズ」が年末に投入予定だ。数機種にFeliCaが内蔵され、800M/2GHzのデュアルモード端末となる。

日本ビクターは、「CEATEC JAPAN 2004」の同社ブースで「J4」(コードネーム)をデモンストレーションしている。J4は、全高200ミリの小型二足歩行ロボットだ。

CEATEC JAPAN 2004ミツミブースで、「その手があったか」と思わず驚いてしまうような機能が搭載されたWebカメラが展示されていた。

日産自動車の「CARWINGS」には有人オペレータサービスがある。音声通話とデータ通信を交互にやりとりするこのサービスが、Bluetooth携帯電話でも利用可能になった。

SED/リアプロTV/プラズマ/液晶と、CEATEC JAPAN 2004では家電メーカー各社が大画面テレビを展示している。次世代ディスプレイや革新的な新技術を搭載したメーカー8社の“新世代テレビ”を一気に紹介。

CEATEC JAPAN パイオニアブースでBlu-ray/DVD±RWハイブリッドのPC用ドライブが展示されていた。価格は3万円以上とのこと。

「T4G」など、東芝の2D/3Dのグラフィックスアクセラレータチップ「MOBILE TURBO」。2005年度投入の次世代チップでは、H.264デコーダのほかアプリCPUコアも内蔵する。

携帯向け液晶の進化の方向は、さらなる高解像度の実現と、センサーとの一体化。カシオは指紋センサー一体型の液晶と、世界最高精細となる2.2インチVGA液晶を展示。

「音楽と携帯の融合」がテーマの「Music PORTER」。機能だけでなくボディデザインにも、音楽プレイヤーらしさを取り入れた。

東芝が、HDDオーディオプレーヤーの「gigabeat」をBluetooth携帯+BREWアプリでワイヤレス操作するデモを実施した。

携帯で撮った写真を、遠くに住むおじいちゃんちのプリンタで出力──。こんな使い方を可能にする日本HPのBREWアプリが、CEATECのKDDIブースに出展された。

各端末メーカーが、こぞって「1セグ放送」対応端末を出展している。今のところ、一歩リードしているのはどこ?

「霧ヶ峰」といえば、言わずと知れた三菱電機のルームエアコン。しかし、来年の「霧ヶ峰」はひと味違う。オプションのアダプタを追加すると、途端にネット家電に変身し、家族やペットを見守るようになる。

2004年10月5日

最薄部が14.8ミリという、超薄型の折りたたみ携帯「prosolid」。強度を確保するため、背面にアルミ、中にマグネシウムを採用した。バッテリーも極薄だ。

情報家電の総合イベント「CEATEC JAPAN 2004」では「可視光通信」のデモンストレーションが行われていた。可視光通信とは、人間の目に見える光を使って通信をする技術。

NTTの和田社長によると、次世代ネットワーク「RENA」では、携帯と固定の一部統合も考えている。ドコモ以外の事業者やISPとの連携も進める意向だ。

京セラのタマゴ型ケータイこと「A1403K」がCEATEC会場で展示されている。独特なデザインはさることながら、機能面もユニークな要素が一杯だ。

ベンキュージャパンは、2005年初頭にワイド液晶搭載のノートPC発売をCEATEC JAPAN 2004会場にて示唆した。

昨今のコンセプトモデルのポイントは、テレビ視聴に適した横長画面を、どうやったらキーとうまく組み合わせるか。富士通が、さまざまな解を用意した。

ソニーはCEATECの同社ブースにて、ワイヤレス機能とD3端子を搭載した新型「ルームリンク」の参考展示を行っている。発売は来年春の予定。

曲線を多用したpremini-Sは、後ろ姿がセクシーだ。

外側は合成皮革、内側にはエラストマーを使うなど、ボディ全体が柔らかい素材で構成される「Lechiffon」。ヒミツの機能もいろいろ隠されている。

本日発表の「VAIO type X」がCEATEC JAPAN会場で早速展示されていた。気になる部分を写真で見ていこう。

無線LAN搭載でHDD内蔵。ボディ形状は、新発想の「W回転ヒンジ」。2〜3年後に実現可能な技術でまとめた。

シャープはBDレコーダーの正式発表が間近であることを明らかにしたほか、NECはHD DVD/DVDのデュアル対応ドライブを展示している

「900iG」が参考展示されている。

「Tナビ」でネットサービスを楽しみ、PCでTVを見る――放送と通信の融合が、新しいライフスタイルを生み始めたという。

CEATEC・日本ビクターのブースは、DVD+HDDレコーダにMiniDVビデオデッキをプラスした新提案レコーダや、フルHDタイプ/残像感を軽減した液晶ディスプレイ、D-ILA応用製品など見所が多くて面白い。

松下電器産業は、DIGA「DMR-E500H」のクライアントになる「Broadnow mini」の試作品を参考出展している。

市場が飽和する中、ユーザーの端末選びが変化している。横並びの機能はいらない、自分に必要なものがあればいい──。そんなニーズに応えるのがドコモのコンセプト端末だ。

KDDIブースでは、RF IDタグリーダーを搭載した携帯を参考出展している。「W11H」をベースにしたもので、Javaアプリを立ち上げて読み取りを行う。

携帯のハンズフリーユニットとして使えるシリコンオーディオプレーヤーが登場する。携帯とはBluetoothで接続し、内蔵マイクを通して会話が可能。

携帯向け燃料電池がにわかに現実味を帯びてきた。ドコモとKDDIのブースでは、燃料電池への取り組みを見ることができる。

幕張メッセで映像、情報、通信の複合展示会「CEATEC JAPAN 2004」が開幕。IT/電子分野における最先端技術・製品の展示が行われている。

シャープが「液晶テレビとして世界最大サイズ」(同社)となる65V型液晶テレビ“AQUOS”を開発。CEATECの同社ブースで65V型液晶テレビを参考出展した。

ようやくその姿が見えてきたモバイル放送。サービスブランド名も「モバHO!」と決まった。端末機器はさまざまなものが今も開発・研究されているようだが、ここでは発売が実際にアナウンスされたものに焦点を絞って紹介していこう。

2004年10月4日

10月5日から幕張メッセで開催される「CEATEC JAPAN 2004」。モバイル関連の見どころをチェックしよう。

ドコモが“利用シーンに合わせて選べる”ムーバ端末4機種を発表した。10月5日から幕張メッセで開催されるCEATECで披露される。

メタルやセラミックの“素材感”を再現した、デザイン端末「nudio」(ヌディオ)がボーダフォンから登場。CEATECの東芝ブースで初披露される。

日本HPは、携帯から遠隔地のHPプリンタへの出力を可能にするBREWアプリを開発した。12月からサービスを提供。CEATECでデモを実施する。

10月5日から開催されるCEATECの目玉の一つがフラットディスプレイだ。各社が最新技術の開発でしのぎを削る中、私たちはどこにポイントを置いて“それ”を見ればいいのか――筆者なりに考えてみた。

2004年10月1日

松下電器産業は10月1日、非接触型ICカードの機能を盛り込んだSDメモリーカード「smartSD」を発表した。SDカードとの上位互換性を確保しつつ、ICカード機能を併せ持つ「MOPASS」準拠のストレージメディアだ。

2004年9月30日

ドコモは富士通研究所と共同で、クレードル型のFOMA向けマイクロ燃料電池を試作した。2005年を目処に商用化を進める。

2004年9月29日

三菱電機は、ZigBeeに対応した無線センサー端末を公開した。10月5日に開幕する「CEATEC JAPAN 2004」では、ホームセキュリティに応用したモデルを出展する予定だ。

KDDIは、10月5日から幕張メッセで開催されるCEATEC JAPAN 2004に出展、タマゴ型の「A1403K」や燃料電池携帯のモックを披露する。

三洋電機は、1セグメント放送に対応した携帯電話の試作機を開発した。10月5日に開催される「CEATEC JAPAN 2004」で出展する。

2004年9月24日

ケンウッドは、「A&Vフェスタ 2004」でDLNA(Digital Living Network Alliance)のガイドラインに準拠するネットワークメディアプレーヤーのリファレンスボードを参考出展した。