第38回 iPhone活用Tips(2)――効率よく文字、絵文字、顔文字を入力する今すぐ使えるケータイレシピ

» 2010年01月28日 00時00分 公開
[田中聡,ITmedia]

 iPhoneの文字入力はすべてタッチパネル上で操作をするので、物理キーを使うほかの機種とは操作方法や使用感が異なるほか、タッチパネルを用いたiPhoneならではの操作もある。そこで今回は、iPhoneでスムーズに文字を入力するために押えておきたいポイントをまとめた。なお、動作確認にはiPhone OS 3.0搭載の「iPhone 3GS」を使用した。

すべての文字を素早く削除する

 物理キーを搭載した多くのケータイは、クリアキーを長押しするとすべての文字がほぼ一瞬で消えるが、iPhoneの場合、文字を削除する[×]キーを長押ししても1文字ずつしか消えない。すべての文字を素早く消したい場合、iPhoneを振ってみよう。振った後に表示される「取り消す・入力」を選ぶと、これまでに入力した文字がすべて消える。なお、文字を消してからもう1度振って「取り消す・入力」を選ぶと、消した文字が復活する。

 もう1つ、入力した文字周辺をロングタッチして「全選択」を選び、「カット」してもよい。消去する範囲を選択することもできる。

photophotophoto 入力後にiPhoneを振って「取り消す・入力」を選ぶと、入力済みの文字が消える
photophoto 入力した部分をロングタッチして「全選択」→「カット」を選ぶ。青丸に触れてドラッグすると範囲を選べる

日本語のフルキーボード表示をオフにする

 初期設定のiPhoneでは、日本語用と英語用2つのフルキーボード(QWERTYキーボード)がオンになっている。このキーボードは文字入力画面で地球儀のアイコンを押すことで切り替えられるが、「日本語入力はテンキーのみで十分」という人にはフルキーボードは不要だろう。この日本語フルキーボードは、「設定」→「一般」→「キーボード」→「各国のキーボード」→「日本語」→「フルキーボード」からオンとオフを切り替えられる。これをオフにすれば日本語フルキーボードは表示されないので、キーボード切り替え時の操作回数を減らせて便利だ。ちなみに、テンキーも非表示にしてフルキーボードだけにできる。

photophotophoto 日本語のフルキーボード。配列は英語のものとほぼ同じだ(写真=左)。日本語では絵文字、テンキー、フルキーボードをそれぞれオン/オフにできる(写真=中、右)

アドレス帳で簡易ユーザー辞書を作成する

 特定の固有名詞を簡単に入力するのに便利な「ユーザー辞書」は、iPhoneにはプリセットされていないが、アドレス帳(「連絡先」アプリ)を簡易ユーザー辞書として活用できる。アドレス帳の編集画面で単語と読みを登録した後に、読みを文字入力画面で入力すると、登録した単語が表示される。例えばアドレス帳に「ケータイ」を登録して読みを「け」にすると、以後は「け」と打つだけで「ケータイ」が変換候補に現れる。 ちなみに筆者は、外出先で急いでいるときに使うことの多い「乗換案内」によく入力する駅名をアドレス帳に登録している。顔文字や記号の入力にも役立つ。

 また、iPhoneの日本語テンキーで英字を入力するには、モードを切り替える必要があり、ほかのケータイのように、かな入力からダイレクトに英字は変換できない。アルファベットの人名や英単語をよく入力するのなら、アドレス帳に(呼び出したい)英字と、ひらがなで読みを登録すれば、テンキーから直接変換できる。アルファベットの人名も、読みをひらがなにすればよい、

photophotophotophoto 入力したい文字と読みを登録すると、文字入力の変換候補に現れる(写真=左端、左中)。アルファベットにひらがなの読みを登録すると、日本語テンキーから直接英語に変換できる(写真=右中、右端)

 なお、アドレス帳に登録した単語でも、同じ文字で始まるほかの単語を変換すると、表示順が後ろになってしまう。例えば「ケータイ」をアドレス帳に登録していても、「景色」「経営」など同じ「け」で始まる語句を変換すると、「ケータイ」の表示順は下がる。

顔文字をスムーズに入力する

 iPhoneには顔文字専用の一覧は用意されておらず、顔文字を利用するには「かおもじ」と入力して変換するのが手っ取り早い。このほか、「あせ」「わーい」「めも」「ごめん」「びっくり」「なく」「うふ」などのキーワードを打つと、該当する顔文字が表示される。また、「きごう」と打つと記号一覧が現れる。

photophotophotophoto 「かおもじ」と打つと顔文字一覧が出る(写真=左端、左中)。特定のキーワードからも顔文字を変換できる。これは絵文字も同様だ(写真=右中、右端)

 iPhoneにプリセットしていない顔文字を呼び出したい場合、先述したアドレス帳の簡易辞書登録が役に立つ。アドレス帳の人名に顔文字とフリガナを登録すれば、文字入力画面で簡単に呼び出せるようになる。Webサイトで目当ての顔文字をコピーするか、追加したい顔文字をPCからメールで送り、1件ずつコピーするなどして登録しよう。

photophoto iPhoneにない顔文字はアドレス帳に登録すれば入力しやすくなる

SMSやMMS以外で絵文字を入力可能にする

 iPhoneで絵文字を利用できるのは原則としてSMSとMMS、Eメール(i)のみだが、「Spell Number」という無料アプリを利用することで、テキストメモやアドレス帳などほかのアプリケーションでも絵文字が使えるようになる。Spell Numberは入力したドル金額のスペルを表示するアプリだが、「91929394.59」と入力すると、SMSとMMS、Eメール(i)以外でも絵文字が使えるようになる。

 なお、絵文字も顔文字と同様に「わーい」「にこにこ」などから変換できる。この絵文字変換のキーワードまとめたサイトもあるので、参考にしてほしい。

photophotophotophoto 「Spell Number」アプリを起動して「91929394.59」と入力する(写真=左端)。アドレス帳で絵文字を登録。よく使う絵文字を登録すれば、顔文字と同じく呼び出しやすくなる(写真=左中、右中)。「メモ」アプリにも絵文字を入力できる(写真=右端)

手書きで漢字を入力する

 一部のタッチパネル対応ケータイは、手書き入力が可能だが、iPhoneの日本語入力は手書きには対応していない。ただし、中国語の手書きをONにすると、日本語の一部の漢字も手書きで入力できるようになる。中国語なのですべての日本漢字は入力できないが、読みが分からない漢字を変換したいときなどに活用したい。「設定」→「一般」→「キーボード」→「各国のキーボード」→「繁体字中国語」の「手書き」をONにする。その後、文字入力画面で地球儀のアイコンをタップすると、中国語の手書き入力画面が現れる。

photophotophotophoto 中国語の手書きをONにすると、漢字の手書き入力が可能になる。「空格」はスペース、「換行」は改行を意味する。

URLやメールアドレスの末尾を素早く入力する

 WebサイトのURLやメールアドレスを入力するのは時間がかかるが、iPhoneのフルキーボードにはドメイン名の末尾を簡単に入力できるボタンがある。日本語や英語のフルキーボードを表示させて「.com」ボタンをロングタッチすると、「.com」のほか「.jp」「.co.jp」「.org」など8種類のボタンが表示さる。ここで任意のボタンに指をスライドさせて離すと、選択した文字(URL末尾)が入力される。メールのあて先入力欄ではフルキーボードの「.」をロングタッチすると、URLと同様に「.com」や「.co.jp」などが出る。

photophotophoto URLの入力画面でフルキーボードの「.com」に触れたまま指をスライドさせて、ドメイン名の末尾を選択する(写真=左、中)。メールのあて先入力欄では「.」をロングタッチする(写真=右)
今週のレシピ
文字の一括消去 日本語フルキーボードの表示オフ アドレス帳でユーザー辞書作成 顔文字の入力 「Spell Number」で絵文字入力 手書きで漢字入力 ドメイン名末尾を簡単に入力
対応機種 iPhone 3G/3GS iPhone 3G/3GS iPhone 3G/3GS iPhone 3G/3GS iPhone 3G/3GS iPhone 3G/3GS iPhone 3G/3GS
設定/起動時間 約10秒 約10秒 約10秒 約10秒 約1分 約20秒 約10秒
料金(パケット通信料を除く) 無料 無料 無料 無料 無料 無料 無料
お役立ち度 ★★★★☆ ★★★☆☆ ★★★★★ ★★★☆☆ ★★★★★ ★★★☆☆ ★★★☆☆
簡単操作度 ★★★★☆ ★★★★☆ ★★★★☆ ★★★★☆ ★★★★☆ ★★★☆☆ ★★★★☆
自慢度 ★★★★★ ★★★☆☆ ★★★★★ ★★★☆☆ ★★★★★ ★★★★★ ★★★☆☆

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