「Windows 10」では、主にノートPCや2in1デバイスに搭載されるタッチパッドを複数の指で操作することで、さまざまな機能を直感的に利用できる「タッチパッドジェスチャー」が大幅に強化された。
新たにサポートされたジェスチャー機能を使えば、Windows 10で追加された仮想デスクトップや、タスクバー上の検索ボックス、アクションセンターを簡単に呼び出すことができる。
ジェスチャー機能を利用するには、PCに「高精度タッチパッド」が搭載されている必要があり、全てのWindows PCが対応しているわけではない。使用しているPCが高精度タッチパッドを搭載しているかどうかは、「スタート」→「設定」→「デバイス」→「マウスとタッチパッド」の項目を開くことで確認できる。
個人的に、このジェスチャー機能はWindows 10で1番の進化ポイントと感じている部分だ。ぜひ活用していただきたい。今回は「Surface Pro 3」で試した。
タッチパッドを3本指でタップすると、Windows 10で新たに追加されたタスクバー上の検索ボックスが開き、Webやローカルファイルの検索、または音声アシスタント「Cortana」が使用できる(日本語版Cortanaは数カ月以内にWindows Insider Programで登場予定)。また、設定の「マウスとタッチパッド」で、アクションセンターを開くように変更することも可能だ。
タッチパッドを3本指で上へスワイプすると、タスクビューが開き、今起動しているソフトウェアが一覧表示される。ウィンドウが一覧表示されたら、マウスカーソルかタッチで開くウィンドウを選択する。
タッチパッドを3本指で下へスワイプすると、開いているウィンドウが最小化され、デスクトップが表示される。その状態で再度上にスワイプすると、最小化する前の状態に戻る。
3本の指で左または右にスワイプすると、今開いているウィンドウを切り替えることができる。従来の「Alt+Tab」による切り替えと同じ役割となる。設定の「マウスとタッチパッド」で、この機能をオフにすることも可能だ。
→・Windows 10で追加された「ショートカットキー」を覚えよう
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