PC USERで定番のベンチマークテストを新型Mac mini(MB464J/A)で実施した。前回の記事(「新型Mac miniでWindows XPを走らせた」)と同じように、PCMark05とFINAL FANTASY XI Official Benchmark 3では、同クロックのCPUを搭載した新型MacBook(MB466J/A)のスコアを追加している。
従来のインテルの統合チップセットで足を引っ張っていたグラフィックス機能が強化されたおかげで、ベンチマークテストのスコアは良好だ。PCMark05とFINAL FANTASY XI Official Benchmark 3では新型MacBookを上回る成績を残しており、Windowsエクスペリエンスインデックスのスコアも5.0と高いレベルにまとまっているのが分かる。
この手の超小型デスクトップPCとしては、デルの「Studio Hybrid」が近い存在だ。ユニークなデザインやHDMI端子の標準装備、BTO次第で高速なCPUやBD-ROMドライブを搭載できるStudio Hybridに対し、メモリや統合型チップセットの性能では本機がStudio Hybrid(DDR2 SDRAMでIntel GM965 Express)を上回り、ボディサイズも小柄だ。ほぼ同じようなハードウェアスペックにそろえ、OS(Windows Vista Ultimate)を追加した場合を考えても、価格は本機の方が安く仕上がる。従来モデルと同じく、“山椒は小粒でぴりりと辛い”という形容がまさに当てはまる超小型デスクトップPCといえるだろう。
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