Etisalat データ通信プラン | 設定文字列 |
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1日定額(AED 5) | DP |
100Mバイト/週(AED 20) | WP |
1Gバイト/月(AED 99) | M1G |
5Gバイト/月(AED 249) | M5G |
データパッケージの購入は、2011年のアブダビ編にあるように本来は店頭でプリペイドSIMカード購入と同時に行ってくれると思われる。だが今回は残高ゼロのプリペイドSIMカード単体しか買えず、あとは自分でやるしかない状況だった。購入方法そのものは難しくはない。EtisalatのWebサイトによると、SMSで「1010」宛に右記の文字列を送るだけだ。
SMS送信後、受付中の旨のSMS、そして受付完了のSMSが届けば登録作業は完了する、はず。「*121#」に発信すると残高確認ができる。
? 申請のSMSを送るだけで残高が0.3ディルハム分も減っている。……これが想定外3つめ。申請も有料とは困ったものだ。登録完了のSMSを待つが、1時間、2時間、4時間そして6時間たってもSMSは届かない。想定外4つめ。
再度EtisalatのWebサイトを調べると、便利なコマンドがあったようだ。「*170#」に発信すれば、スマートフォンの画面上でメニューを見ながらデータパッケージを購入作業が行えるとのこと。それも最初に言ってほしいよ。SMS料金も不要だし、自動継続の登録ができる(自動継続・Auto Renuwal、あるいは1回限り・One Timeを選択可能)のは使い方によっては便利そうだ。
もうかなり面倒になっているので、2回目は1回の申請である程度使える20ディルハム・100Mバイト/週のプランにしてみたが……やはり完了のメッセージは待っても来ない。再度1日プランの購入作業をしてみたが、やはり……と思っていたら「現在登録申請中、SMSを待て」というSMSが届いた。よく分からないが、どうやら登録申請が完了するにはすごく時間がかかることは理解できた。
その後残高を確認すると残高44.97ディルハムとなっており、5ディルハムが減っている。これは5ディルハムの1日使い放題プランが登録が済んだのか(完了の旨のSMSは届いていないが……)。スマートフォンでちょっとだけネットアクセスを使って再度残高を確認すると、残高が29.06ディルハムに激減。1日使い放題にはなっておらず、従量料金での利用により残高が減ってしまっていた。……想定外5つめ。
もうあきらめた。
端末の電源をオフにして翌日は放置、翌々日に電源を入れた瞬間にSMSが立て続けに届いた。データパッケージが使えると書かれている。そう、初日に行ったSMSでの1日プランの申請、その後の1週間プランと1日プランの2回の申請は「すべてしっかり」と処理されていた。あはは。これが最後の想定外6つめ、というかオチである。
ともあれ、購入後すぐに割引料金でデータ通信が利用できないのは困ったものである。一応、Etlsalatはduと異なり「*170#」への発信で利用可能なデータ利用量を確認できるのは便利なのだが。
duは最初の開通までちょっと面倒だが、その後の利用は問題なかった。運用中にデータ利用分を確認できないのは注意が必要だ。一方Etisalatは、データプランの購入まで非常に時間がかかり、トホホ機会も多かったが、その後は普通に利用でき、残高の確認もしやすい。こちら、総じて「プリペイドSIMカード購入時にデータプランの追加も一緒に付けてもらう」ほうが筆者のような面倒が起こらず、安心して利用できると言える。
さて、ドバイ市内では、地下鉄内で2Gに切り替わり速度が落ちることもあったが、ショッピングモールやカフェなど市内のほぼ全域で3Gで利用可能。使えるようになりさえすればすこぶる快適であった。あとは渡航者も安心して登録作業できるよう、両社にはシステムの改善を大きく望みたいところである。
山根康宏 :香港在住の携帯電話研究家。一企業の香港駐在員時代に海外携帯電話に興味を持ち、2003年に独立。アジアを中心とした海外の携帯電話市場の状況や海外から見た日本の携帯電話市場についてなど、海外の視点からコラムや記事を日本のメディアに執筆するほか、コンサルティング活動も行う。携帯/SIMカードコレクターとしても知られ、所有する海外端末数は1000台に達した(2012年3月時点)。
ドバイ渡航時のデータ通信手段確保は、国内のレンタルルータ事業者を利用するのもおいしい手段の1つだ。
海外渡航者向けの海外対応データ通信機器をレンタルできるサービス「グローバルデータ」では、タブレットやスマートフォンなどでも便利に使えるWi-Fiルータ型を680円/日から、Windows/Macで利用できるUSBモデム型を480円/日よりレンタルできる「アラブ首長国連邦編 定額プラン」(対象国C)を用意する。
レンタル申し込みは同社Webサイトで行える。機器の受け取りは、宅配か空港受取りにて。出発日2日前17時までの申し込み(成田、羽田は申し込み日が平日の場合、前日17時)で、出発当日に成田、羽田、関西国際、中部国際の各空港で受けとることも可能となっている。
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