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» 2010年02月25日 11時00分 公開

衣替えしてオシャレに:デル×ネイルで魅せる「Studio 15×OPI」を試す (2/2)

[鈴木雅暢(撮影:矢野渉),ITmedia]
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2種類の画面解像度が選べる液晶ディスプレイ

15.6型ワイドの液晶ディスプレイを採用する。上下の視野角は狭いが、左右は広めだ

 液晶ディスプレイのサイズは15.6型ワイドで、画面解像度は1366×768ドットと1920×1080ドットの2種類から選択できる。いずれもLEDバックライトを搭載しており、表面は光沢仕上げとなっている。両者の差額は5250円と小さく、フルHD対応の高解像度パネルがリーズナブルな価格で手に入るのは非常に魅力的だ。評価機のパネルは1366×768ドットだったが、明るく視認性は良好だった。ちなみに液晶ディスプレイは約140度まで開き、画面の明るさは16段階に切り替えられる。

 ボディが大柄なのでキーボードのサイズにも余裕がある。キーピッチは主要キーを含めて、ほとんどのキーで縦横ともに約19ミリ(実測値)を確保する。指に合わせて微妙なカーブがつけられたキートップの素材もしっかりしている。キーボードの中央部分を強く押すとわずかにたわむ感触はあるものの、ユニットの固定もおおむね問題なく、入力時の感触も良好だ。

 キー配列ではEnterとBackSpaceキーの右側にHomeやEnd、PageUpやPageDownキーなどがある点は気になるが、キーとキーの間に仕切りがつけられ約8ミリの間隔があるので、それほどミスタイプしやすいというほどでもなさそうだ。最近よく見かけるが、ファンクションキーはメディア操作や輝度/音量調整などの機能との兼用で、標準では後者が優先されているため、ファンクションキーの入力はFnキーとの同時押しで行う必要がある。なお、優先順位の入れ替えはBIOSセットアップで行える。

キーボードはバックライト付きのほか(4200円)、英字キーボード(差額なし)も選べる(写真=左)。液晶ディスプレイは約140度まで開く(写真=右)

 ポインティングデバイスは、2ボタン式のタッチパッドを装備する。ホームポジション直下にあって幅80ミリ、縦42〜60ミリと十分な面積があり、指触りも滑らかなので操作性は上々だ。パッドの内側に配置されているボタンは若干ストロークが浅めだが、大きさも適度でスイッチの感触もよい。シナプティクス製のドライバが導入されており、拡張機能としては、パッドの右辺/下辺を利用した上下/左右スクロールのほか、2本指の開閉で拡大縮小を行う「つまみズーム」などに対応している。それほど多機能というほどではないが、機能的には必要十分だろう。

 キーボード奥にはステレオスピーカを内蔵している。SRS Premium Soundに対応しており、これを有効にすることで音のメリハリがグッと増す。エンターテインメント系のDVDコンテンツなども、高級AV機器並みとはいわないが、ながら見には十分な音質で観賞できる。

シナプティクス製タッチパッドの設定画面
ズーム操作や円形スクロールをサポートする
SRSの「Premium Sound」が導入されている

高い基本性能をベンチマークテストで実証

評価機のWindowsエクスペリエンスインデックス画面

 評価機の仕様は、Core i5-430M、4Gバイト(2Gバイト×2)のメモリ、500GバイトのHDD(5400rpm)、ATI Mobility Radeon HD 4570(グラフィックスメモリは512Mバイト)のGPU、DVDスーパーマルチドライブ、64ビット版Windows 7 Home Premiumだ。この構成でPC USERで定例的に行っているベンチマークテストを実行した。

 まず、Windows 7標準のWindowsエクスペリエンスインデックスのスコアは別掲の画面の通りだ。グラフィックスメモリが512Mバイトのためか若干グラフィックスのサブスコアが低めだが、プロセッサで6.7と高いサブスコアをマークしていることをはじめ、全体的に優秀な成績だ。基本性能の高さはPCMark Vantage、PCMark05のスコアからも見てとれる。

 FINAL FANTASY XI Official Benchmark 3で良好な値をマークしているように、3D描画性能に関してはCPU統合やチップセット内蔵機能よりはよく、オンラインベースのカジュアルゲームなどは快適にプレイできる。ただ、3DMark06のスコアからも本格的な3Dゲームをするのには向かない。

PCMark Vantage(1024×768ドット/写真=左)と、PCMark05(写真=右)のテスト結果

3DMark06(1366×768ドット/写真=左)とFINAL FANTASY XI Official Benchmark 3(写真=右)のテスト結果

 モバイル向けの製品ではないが、BBench 1.01(海人氏作)でバッテリー駆動時間のテストも行った。無線LANで常時接続し、BBenchの設定はデフォルトの「60秒間隔でのWeb巡回(10サイト)」「10秒間隔でのキーストローク」としている。電源プランは標準の「Dell」(バッテリー駆動時のディスプレイ輝度40%)をそのまま利用したところ、結果は3時間37分だった(バッテリー残量は10%)。室内の移動なら問題なく使えるだけでなく、いざとなれば持ち出しての利用にも耐えうる駆動時間といえるだろう。

 ボディ正面5センチの距離で測定した騒音テストでは、アイドル時やYouTubeの動作再生時なら36〜38デシベル程度で済んだが、高い負荷をかけると47デシベルまで上昇した。冷却ファンの動作は比較的負荷に敏感だが、常に音が変化しているというほどではないので特別煩わしい印象はない。唯一、起動時にスロットインのDVDスーパーマルチドライブから少々大きな金属音を発生するのは気になった。

 発熱の処理もまずまず優秀で、室温24度の環境では高負荷な処理を含めてしばらく使っていても手が触れるパームレストは33度前後で、特に不快なほど熱を持つ部分はなかった。ただ、底面左側は負荷をかけ続けると40度近くなるので注意したい。

完成度の高い仕上がりでコストパフォーマンスも良好

 同社の直販価格は8万9980円からで、評価機と同じ構成で見積もると、トップカバーの価格(5250円)が加算されて9万5230円となる。テレビチューナーなどの特にエンターテインメント的な機能は備えていないが、Windows 7を快適に利用するのに十分な基本性能と機能を備えているし、入力環境や静音性、発熱などの面でも問題のない仕上がりだ。これが10万円を下回る価格で購入できるのだからコストパフォーマンスは高い。OPIのネイルカラーやアーティストのデザインしたトップカバーに魅力を感じるのならば非常にお買い得といえるだろう。特にOPIのネイルカラーを採用したモデルは、独特の存在感がある。ネイルブランドとのコラボレーションという斬新な試みがどのように受け入れられるのかにも注目したい。

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