海外プリペイドSIM導入マニュアル──「オランダ・アムステルダム2012年」編「1日400円台」で海外定額データ通信(2/2 ページ)

» 2012年09月27日 10時30分 公開
[山根康宏,ITmedia]
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T-Mobileでプリペイドモデムを購入

 今回、スキポール空港へ到着したのは早朝の6時ちょっと過ぎ。前述の通り、アムステルダム繁華街にある各通信事業者の多くの店舗はは9時半ごろに開くので、早く着いてしまったら空港のベンチでしばし休息してもいい。空港では公衆無線LANサービスを1時間ほど無料で利用できるので、これで軽い仕事や現地情報の再確認をしてみてはいかがだろう。やはり“ひとまず”ということで、空港で無線LANサービスが無料で使えるのは非常にありがたい。

photophoto アムステルダム中央駅から徒歩5分くらいのT-Mobile店舗へ。店内にはチャージ額追加用端末もあった

 通信事業者の店舗はたいてい繁華街か観光地のそばにある。スマホの地図アプリで下調べしておいた通り、中央駅からそう遠くないダム広場と言うエリアの近くにT-Mobileの店舗が2軒あった。「旅行者だが、プリペイドのデータSIMカードとUSBモデムのセットを購入したい」と話すと利用者も多いのか、ハイヨっとスムーズに商品を出してくれた。初期チャージ額は店員いわく「1日分の通信料が入っている」という。あいまいな説明だが、こちら調べでは2.5ユーロ分のみで、1日定額の4.5ユーロ分には足りない計算だ。

 購入したUSBモデムセットには、Huawei製のUSBモデムとプリペイドSIMカードが入っており、電話番号はパッケージとプリペイドSIMカードの台紙に明記されている。SIMカードは標準サイズ/Micro SIMサイズの両用タイプなので、切り取り時にはMicro SIMサイズにならないよう気を付けよう。SIMカードの台紙に4ケタのPINコードも記載されている。こちらは後にUSBモデム・通信機器でネット接続する際に必要なのでメモするなりしておいてほしい。

photophoto 購入したプリペイドUSBモデムセット。機器はHuawei製、一緒に標準/Micro SIMサイズ両用のSIMカードが入っている
photophoto SIMカードの台紙にはSIMの10ケタの電話番号と4ケタのPINコードが記載されている。PCに差せばドライバ類と接続ソフトのインストールが自動的に始まる、いわゆるゼロインストール対応だ
photophoto インストールが済むと、接続ソフトが起動する。SIMカードの台紙に記述されているPINコードを入力する
photophoto 接続は“Connect”、“Disconnect”で切断。“Credit Check”でチャージ残高の確認ページが表示される

 インストールが済むと自動で接続ソフトが起動する。ここでPINコードの入力が求められるので、先ほどの4ケタの数字を入力する。PINは3回間違うとSIMカードが使えなくなるので入力ミスには気を付けてほしい。

 接続ソフトは「Connect」で開始、「Disconnect」で切断、「Credit Check」でプリペイドSIMカードのチャージ額残高と電話番号が示される。さっそく確認すると、初期購入時の残高は2.26ユーロ。ほとんど使わずこの残高ということは、やはり最初は2.5ユーロ分しか入っていなかったようだ。というわけで、T-Mobile店舗の残高追加端末で、15ユーロほど追加。これで3日間は使える計算になる。購入する際は、最初から1日の課金上限額となる4.5ユーロ×滞在日数分の残高を追加しておくと、あとあとラクだと思う。



 オランダのプリペイドデータ通信環境について、大手3社が定額料金で競争してくれればより使いやすく、買いやすくなりそうなのだが、残念ながら定額プランはさほど積極的に売り込もうとしていないようである。というわけで現時点、オランダでは青天井の心配がないT-Mobileを選ぶのがもっとも現実的かもしれない。オランダへ行く予定のある方は参考にしてほしい。

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山根康宏 :香港在住の携帯電話研究家。一企業の香港駐在員時代に海外携帯電話に興味を持ち、2003年に独立。アジアを中心とした海外の携帯電話市場の状況や海外から見た日本の携帯電話市場についてなど、海外の視点からコラムや記事を日本のメディアに執筆するほか、コンサルティング活動も行う。携帯/SIMカードコレクターとしても知られ、所有する海外端末数は1000台に達した(2012年3月時点)。




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