レビュー
» 2010年04月06日 17時17分 UPDATE

分解して、見た!!:富士通のリアルポケットサイズPC「FMV-BIBLO LOOX U」に肉薄した (1/2)

約495グラムの超軽量ボディにWindows 7を詰め込んだ「FMV-BIBLO LOOX U」。その店頭モデルを分解して中身をチェックした。

[王深紅(撮影:矢野渉),ITmedia]

Atom Z520搭載の店頭モデルを分解

ht_1004fu01.jpg 生まれ変わった「FMV-BIBLO LOOX U」

 2010年PC春モデルで注目を集めたのは、富士通の“Real Pocket size PC”こと「FMV-BIBLO LOOX U」シリーズだ。1280×800ドット表示に対応した5.6型ワイドタッチパネル液晶ディスプレイと、約16ミリのキーピッチを実現した日本語75キーボードを備えながら、重量は約495グラムと背広のポケットに収まる小型ボディが魅力だ。

 従来モデルは、液晶ディスプレイを180度回転できるコンバーチブル型だったが、新モデルでは一転してノートPCと同じクラムシェル型に改められた。ボディサイズは204(幅)×106.5(奥行き)×23.8(厚さ)ミリと横幅こそ33ミリ増えたが、奥行きは28.5ミリ、最厚部が9.2ミリほど短くなり、重量も約70グラム減っているのが見どころだ。店頭販売向けモデルの「U/G90」は3色のカラーバリエーションが展開されており、モカブラック(FMVLUG90B)、ルビーレッド(FMVLUG90R)、ヴィンテージゴールド(FMVLUG90G)が用意される。発売当初は、直販のWEB MART限定で「A BATHING APE」とのコラボレーションモデルも期間限定でラインアップしていたが、2010年4月現在は購入できない。

 ここでは、店頭モデルのルビーレッドを分解し、内部構造に迫った。なお、LOOX Uの使用感や開発者インタビューなどの記事は下の囲みにまとめたので、合わせて参照してほしい。

ht_1004fu02.jpg 店頭モデルのカラーバリエーション。左からモカブラック、ヴィンテージゴールド、ルビーレッド
ht_1004fu03.jpg 2月28日までWEB MARTで期間限定発売されていたA BATHING APEとのコラボモデル「BLACK CAMO」
ht_1004fu04.jpg 同じく「GREEN CAMO」。「BLACK CAMO」と同様、現在では購入できない


PC USERの分解記事

富士通のCULVノートPC「FMV-BIBLO LOOX C/E50」を丸裸にした

「VAIO X」の極限まで絞ったスリムボディを丸裸にする

ソニー初のNetbookは中身も美しいのか?――「VAIO W」を丸裸にした

やはり中身もNetbookとは大違い――「VAIO type P」を丸裸にする

ハイブリッド仕様の新型Netbook「LaVie Light」の気になる中身をチェックした

NECの売れ筋“イタPC”「VALUESTAR N」を分解した

“Eee PCの上を行く”Atom搭載スリムノート――ASUS「S121」とは何者か?

気になる新型Mac miniの進化具合を、むいて調べた

人気Netbookは進化したか?――「Aspire one D150」の気になる中身

NECのNetbook「LaVie Light」を分解し、国内ベンダーのこだわりを感じた

やはり中身もNetbookとは大違い――「VAIO type P」を丸裸にする

デルが放つ低価格スリムノート「Inspiron Mini 12」の中身を拝見した

プライスダウンでお得になった低価格ミニノートPC「Inspiron Mini 9」をむいてみた

“華麗なるミニノート”――ASUS「Eee PC S101」の真価を問う

低価格ミニノートPC「Aspire one」を2枚におろしてみた

Atom搭載の低価格PC「Wind Netbook U100」を3枚におろした

HP 2133 Mini-Note PCの気になる中身をチェックした

大和研が誇る「ThinkPad X300」を速攻で分解した

Eee PCキラー「CloudBook CE1200J」の中身

MacBook Airは手が出ないけど――4万円台のミニノート「Eee PC」の中身は!?



注意

製品を分解/改造すると、メーカー保証は受けられなくなります。内部で使用されている部品などは編集部が使用した製品のものであり、すべての個体にあてはまるものではありません。



見た目にもこだわった「W FACEデザイン」を採用

 それでは、ルビーレッドモデルを見ていこう。

 実機を手にすると、まず液晶ディスプレイ天面だけでなく底面まで施された光沢塗装が目を引く。UVコートを施すことで、耐摩耗性を高めつつ光沢感を出しており、ルビーレッドはキャンディコートと呼ぶ3重コートをかけているという。また、本体と液晶ディスプレイ面の側面をメッキのトリムラインで囲み、ネジ穴やステッカーなどを省いて見た目にもこだわっており、同社では「W FACEデザイン」と名付けてアピールしている。光沢塗装ゆえ指紋や手の脂はやや目立つが、余分な凹凸がなく、ジャケットの内ポケットやパンツのバックポケットにも収まるサイズは魅力だ。

ht_1004fu05.jpg 液晶ディスプレイ天面にはFUJITSUとFMVのロゴマークがプリントされている
ht_1004fu06.jpg 底面はフラットで、ネジ穴もゴム足で隠されており、見た目はすっきりとしている
ht_1004fu07.jpg 液晶ディスプレイとボディ下部の側面はメッキトリムラインで縁取りされる

 本機を分解する手順としては、底面のバッテリーを外してから、ゴム足を取り除く。するとネジが現れるので、上面のカバーやキーボードユニットなどを外すとマザーボードにアクセスできる。もっとも、本機は2Gバイトのメモリがオンボードで実装され、SSDもハーフスリムタイプのモジュールで提供されるため、ユーザー自身が気軽にパーツを増設/換装して性能を強化することは難しい。

ht_1004fu08.jpg バッテリーを取り外した状態。左側の絶縁シートの下にSSDや無線LANモジュールがある
ht_1004fu09.jpg 底面にSIMカードスロットやフルサイズのMini PCI Expressスロットが用意されているが、国内モデルでは利用されていない
ht_1004fu10.jpg 上面のカバーを取り外したところ。電源ボタンや左右のクリックボタンは別基板で供給されている

ht_1004fu11.jpg キーボードユニット。国内モデルは光沢仕様だが、海外モデルはつや消しタイプになっている
ht_1004fu12.jpg 5.6型のタッチパネル液晶および、IEEE802.11a/b/g/n対応の無線LANとモバイルWiMAXのコンボカード「Intel WiMAX/WiFi Link 5150」(ハーフサイズのMini PCI Express)
ht_1004fu13.jpg キーボードユニットを取り外すと、マザーボードが現れる。電源部とはフラットケーブルで接続されている

 次のページではマザーボードを見ていこう。

富士通パソコンFMVの直販サイト富士通 WEB MART
       1|2 次のページへ

Copyright© 2017 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

この記事が気に入ったら
ITmedia PC USER に「いいね!」しよう