ポストNetbookの野望を果たせるか!?──富士通「FMV-BIBLO LOOX C」の仕上がりをチェックする:実売8万5000円前後からスタート(2/2 ページ)

» 2009年10月14日 16時30分 公開
[田中宏昌(撮影:矢野渉),ITmedia]
前のページへ 1|2       

インタフェースは標準的な構成

 通信機能は100BASE-TX/10BASE-T対応の有線LAN、IEE802.11b/g/nの無線LANとBluetooth 2.1+EDRを装備する。インタフェースは3基のUSB 2.0にSDHC対応SDメモリーカード/メモリースティック(PRO-HG対応)両対応のメモリカードスロット、アナログRGB出力にヘッドフォンおよびマイクと標準的だ。欲をいえばHDMI端子も用意してほしかったところだが、無線LANのハードウェアスイッチを前面左側に備えているのは気が利いている。なお、試作機で試した限り、左側面にある排気口から常に排気が行われていたが、BIOSメニューでファンの回転速度を通常からサイレントに切り替えると、風切り音がかなり低下した。実際の製品ではパフォーマンスやボディの発熱にどれくらい影響があるのか気になるところだ。

前面下部に無線LANのスイッチがある(写真=左)。本機はラッチレスだ。背面はバッテリーが占めている(写真=右)

左側面にDC入力とUSB 2.0×1、アナログRGB出力、排気口がある(写真=左)。右側面に有線LAN、2基のUSB 2.0、ヘッドフォン、マイク、SDHC対応のSDメモリーカードスロット/メモリースティック両対応のメモリカードスロットが並ぶ(写真=右)

期待のCULVプラットフォームだが、本格的な戦いはこれから

 これまでは主にハードウェア面を見てきたが、長年モバイルPCを出し続けている富士通だけに、細かい部分で配慮が施されている。具体的には、上位モデルのFMV-BIBLO Rなどで導入されている「省電力ユーティリティ」で各デバイスごとに省電力モードを切り替えられたり、同一ネットワーク上(有線/無線LAN問わず)にあるPCの光学ドライブを共有できるユーティリティ「DVDドライブ共有機能クライアント」が標準で導入済みだ。ほかにも、フォントの大きさやポインタの移動速度などをワンタッチで切り替えられるユーティリティ「ゆったり設定2」のほか、明鏡国語辞典MXやジーニアス英和・和英辞典MX、三省堂デイリー3カ国語辞典など豊富な電子辞書もプリインストールされている。ちなみに、OSは32ビット版Windows 7 Home Premiumで、「C/E50」にはOffice Personal 2007(SP2)をプリインストールしたモデルもラインアップされている。

ネットワーク上の光学ドライブを活用するユーティリティ「DVDドライブ共有機能クライアント」
各デバイスごとの電力管理が行える「省電力ユーティリティ」の画面
さまざまな電子辞書がプリインストールされており、本機を辞典代わりに活用可能だ

 以上、富士通の新シリーズを見てきたが、Netbookで感じていた不満を1つ1つ解消することで、魅力を高めているのがLOOX Cの真骨頂だ。重量は約1.6キロと軽くはないが、光沢仕様の液晶ディスプレイ天板も安っぽくはなく、一点加圧試験で約35キロfと堅牢性も確保している。

 実売価格は上位モデルが10万5000円前後、下位モデルは8万5000円前後(Officeモデルは10万5000円前後)と、現状の国内PCベンダーの中ではかなり健闘しているが、先行する日本エイサーの新型Aspire Timelineは5万9800円(AS1410の場合)と、さらにアグレッシブな攻勢をかけてきた。今後もこのジャンルには新モデルが登場する見込みで、まさに本格的な戦いの火ぶたが切られたばかりであり、本機がユーザーからどのような評価を受けるのか、興味深いところである。

 PC USERでは、これらの製品版を入手でき次第、順次レビューで掲載していく予定だ。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月14日 更新
  1. 「折りたたみ不要派」が過去形に? 約201gの軽量ミニタブレットとしても使える「Galaxy Z Fold8」に触って分かったこと (2026年10月13日)
  2. RTX 5060よりRTX 3060? 最低でも25万円! 値上がりが続く自作ゲーミングPCのリアル (2026年10月12日)
  3. 約581gの軽さで美しい画面を持ち歩く! 日本エイサーの有機EL搭載14型モバイルディスプレイ「PE140Wsmiuux」を試す (2026年10月12日)
  4. 最大割引率は49%! セール初登場を含むAmazfitのスマートウォッチ&スマートリングがお得 (2026年10月13日)
  5. メモリやSSDが高すぎてPC買えない問題 IntelのラナーデCTOはどう考えている? (2026年10月09日)
  6. オープンイヤー型の「ACCENTUM Clip」が初セール! 「ゼンハイザーオータムセール2026(第2弾)」開催 (2026年10月13日)
  7. Razerの「鳴潮」コラボのマウスとマウスパッドをまとめてチェック 見た目とは裏腹な本格ゲーミングスペック! (2026年10月13日)
  8. 全48製品が最大40%オフ! BenQのディスプレイやプロジェクターがお得に! (2026年10月11日)
  9. Core Ultra 7を搭載した3in1設計の10.95型タブレットPC「OneXPlayer X2 Air」 (2026年10月13日)
  10. Anthropicが小型AIモデル「Claude Haiku 5.5」を発表/Mistral AIが大規模言語モデル「Mistral Large 4」を公開 (2026年10月11日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー