2013年10月時点では、ちょっとまだどうかねと感じていた「SIMフリー時代の到来」だが、SIMロックフリー機器はGoogle「Nexus 7(2013)LTEモデル」、ASUS「Fonepad 7」のほか、スマートフォンサイズの「Fonepad Note 6」、さらに「Nexus 5」は国内においてはGoogle Playからの直販以外に、イー・アクセスなどでも販売されるようになった。
さらに衝撃的だったのは、「SIMロックフリー版iPhone 5s/5c」だろう。Apple Storeにて日本でも普通に購入できる手段が登場したことで、SIMロックを施さないiPhoneの入手性が飛躍的に高まった。
iPhoneは国内主要3キャリアで販売される機種になったので、万人に勧められるものではない。SIMロックフリー版のニーズは、海外渡航の機会が多い人、国内各通信事業者のSIMカードを差し替えて使いたいと思う特定層などに絞られる傾向だ。とはいえ最近の低価格SIMサービスにおけるラインアップやサービス内容、そして端末代金を含めた2年の合計コストを比べると、意外とアリなのではと思える人は増えたと思う。
Android、iOSの最新端末が国内でも「SIMロックフリー」で入手しやすくなってきたのはトリガーになるはず。もちろんキャリア経由の契約も端末価格の割引が受けられるのでアリ、自分の望む使い方で端末と通信事業者を個別に選択するのももちろんアリ。端末と通信、両面で「ユーザーの選択肢が広がった/これまでできなかった手段を選べるようになった」こと、この状況はやはり「SIMフリー時代」の幕開けといえるようだ。
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