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» 2013年05月13日 17時00分 公開

「2014年問題/XPサポート終了」って何?鈴木淳也の「まとめて覚える! Windows 8」

2014年4月9日の「Windows XPのサポート期間終了」まであと1年、というかすでに11カ月を切っている。今回はWindowsに関する「OSのサポート期間のギモン」を解説する。

[鈴木淳也(Junya Suzuki),ITmedia]
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 Windows 8/RTが登場し、早いもので、すでにもう半年が経過した。

 だが同時に、さまざまなニュースや話題が氾濫していることで、“何らか”で混乱している人もいるかもしれない。今月は「Windows 8/RTいまさら聞けない疑問解決」月間とし、これら情報をQ&A形式でまとめてみよう。

Q:Windows XPのサポート終了が話題になっているけど、どういうこと? どんな影響があるの?

photo Windows 製品のサポート ライフサイクルについて

 Windowsは製品提供開始から計10年(メインストリーム最低5年、延長サポート最低5年)でサポートが切れ、以後はセキュリティアップデートの提供が行われなくなる。Microsoftはこれを対象バージョンのライフサイクル期間として設定している。

 サポートが切れても使い続けることはできる。ただし、セキュリティリスクがあるまま使い続けることは推奨できない。マルウェア感染や不正アクセスの踏み台になるなど、PCにさまざまなトラブルが発生する可能性が飛躍的に高まるためだ。

 なお、Windows (ひとまずXPから8まで)のサポート期間は、マイクロソフトWebサイト「Windows 製品のサポート ライフサイクル について」によると、

バージョン サポート終了日(延長サポート終了日) メインストリームサポート終了日
Windows XP 2014年4月8日 2009年4月14日(終了済み)
Windows Vista 2017年4月11日 2012年4月10日(終了済み)
Windows 7 2020年1月14日 2015年1月13日
Windows 8 2023年1月10日 2018年1月9日
2013年5月現在

 となっている。

 Windowsのサポート期間はおおまかに「メインストリームサポート」と「延長サポート」の2つの期間に分かれ、それぞれ最大5年ずつの周期で区切られている。

 以前までは一般ユーザー向け(コンシューマー)の製品と企業向けの製品でサポート期間が区別されていた。一般ユーザー向けエディションはメインストリームサポート終了(5年)まで、企業ユーザー向けエディションはさらに延長サポート(プラス5年)が追加提供される形だった。ただWindows XPについては、それを使い続けるユーザーが多く、かつそれを望むニーズが多々ある理由もあり、何度かの期間延長を続けたあと、最終的にすべてのユーザーに対して「5年の延長サポートを合わせた、発売日から10年のサポート期間」が提供されることになった。Windows XPについては、Office 2003、Internet Explorer 6とともに2014年4月8日(日本時間では同年4月9日)にサポート期間が終了する。

 (※初出時、Officeのバージョン表記が誤っておりました。正しくは上記の通りです。お詫びして訂正いたします)

 サポート期間が終了する、とはどういうことか。どんなことが起こるか?

 基本的に、Windowsに対して「サービスパック」などの積極的な機能追加・更新やアップデートが提供されるのは「メインストリームサポート」までの期間となる。以後はセキュリティ対策やバグ修正といった、緊急を要するメンテナンスアップデートのみとするサポート体制に移行する。

 延長サポートも終了し、いっさいアップデートが提供されなくなるとどうなるか。インターネットの世界では、悪意を持った第三者が世界中のネットワークに接続されたマシンや個人情報を狙っており、セキュリティ上の脆弱性を狙った攻撃を日々繰り返している──のはご存じだと思う。その状況で、もし新たな脆弱性が延長サポート終了後のバージョンで見つかったとしても、OS側で対策されない(アップデートが提供されない)ため、その脆弱性を突いた攻撃には無力になる。

 もちろん別途導入するセキュリティ対策ソフトウェア側である程度の対応・対策はできるだろう。ただ、OSそのものが脆弱な状態なので、個人ユーザーはもちろん、ビジネスシーンで使用するには多大なリスクが発生することになる。Microsoftは6年前(2007年)よりこのことをアナウンスし、早期移行を促していた。

 とはいえ、ビジネスシーンでは、サポート期限が残り1年となった2013年4月現在も40%以上が依然Windows XPを使い続けているという調査結果がある。特にビジネスシーンではXPの機能で困っていないと想定されること、そして移行において業務で使用するソフトウェアや機器の動作検証に時間と手間、コストが多々かかるためだ。「それは分かっている。そうはいっても…」というのが企業側の率直な現状であろう。このことを総じて、業界では「2014年問題」と呼ばれている。



 サポート期間が終了したからといって、WindowsないしPCそのものが使えなくなるわけではない。ただ、使い続けることは業務遂行の大きなリスクになる。日本マイクロソフトは2013年4月9日より1年間を「移行支援強化期間」とし、専用の電話相談窓口を設け、ソフトウェア割引販売、移行にかかる費用や工数などを相談できる支援策を実施している。“そうは言っても……”と心配する、特に専任のIT担当者を設置していない中小企業層はこの相談窓口をぜひ活用してもらいたい。

 ちなみに、上記で示した延長サポートの期間はメインストリームサポート期間中に提供される「最新のサービスパックを適用していること」が前提となるので、こちらも注意してほしい(すでにメインストリームサポートが終了しているバージョンではどうしようもないが……)。もし最新のサービスパックでない場合、実際の延長サポート期間はもっと短くなり、セキュリティアップデートの提供も行われなくなる。


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