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» 2013年05月09日 14時00分 公開

Windowsストアアプリ、「Windows RT非対応」のアプリもあるの?鈴木淳也の「まとめて覚える! Windows 8」

Windows 8/RTで利用するWindowsストアアプリ。では「すべてWindows RTでも動作する」かというと、そうではない。今回は「RT/ARM非対応アプリ」が登場する可能性を考察する。

[鈴木淳也(Junya Suzuki),ITmedia]
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Windowsストアアプリは、すべてWindows RTでも動作するのか

photo Windowsストアアプリさえ充実すれば……すごく便利になるはずのWindows RT。RTマシンは、写真のNEC「LaVie Y」、あるいはマイクロソフト「Surface RT」などがある。LaVie Yはキーボードも使える“さば折り”ボディで、小型軽量ながら8〜10時間近くはバッテリーが持つ。出張のおともに便利なのだ

 前回まで、Windows 8のスタート画面およびWindows RTで動作する「定番のWindows ストアアプリ」を“改めて”紹介してきた。Windowsストアアプリは、これまでのWindows搭載PCで動作させていたx86/x64対応ソフトウェアとは別のもの──と考えるとひとまず理解しやすいアプリケーションだ。また、Windows RTでは前述したx86/x64対応ソフトウェアは動作しない。Windows RTマシン用アプリケーションは、(プリインストールものを除き)基本的にはWindowsストアでのみ入手できる。

 では「Windowsストアで配信されているアプリは、絶対にWindows RTでも動作するのか」。答えは明確に「ノー」だ。

 Windowsストアアプリの開発者は「x86」「x64」「ARM」、3つのターゲットプラットフォームのいずれか、またはすべてを自由に選び、対応アプリをWindowsストアに登録できる。一応、2013年4月現在、筆者は特定のプラットフォームのみをサポートしたWindowsストアアプリは確認しておらず、前回まで紹介してきた定番アプリもすべて3プラットフォーム対応なのではあるが。

 では、どういったアプリで特定のプラットフォーム、特に「ARM」をサポートしないものが可能性として考えられるだろうか。

 アプリ開発の話になるが、Windows 8ではさまざまな開発言語をサポートしており、開発者自身が自由に言語を選択できる。ただしコンパイラの仕様の関係で、「C#」で開発するならx86、x64、ARM、それぞれのプラットフォームに対応したバイナリコードを一度に生成できるが、「C++」を選択した場合はプラットフォームごとにプログラムコードの記述が必要になる。つまり「高度な動作を要求されるアプリ」あるいは「専用の(物理的な)インタフェースを持つアプリ」といったものにおいて、いずれかのプラットフォーム──たいていはARMが非サポートとなる可能性がある。

 例えば海外のエンジニア向けQAコミュニティサイト「Stack Overflow」で話題に上っている動画再生プレーヤーなどは専用のデコーダを記述する必要があるため、その範ちゅうに含まれるとみられる。


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