2012年に続き、2013年の今回も筆者はWindows 8.1発売のタイミングでニューヨーク、Surface 2/Surface Pro 2発売のタイミングでサンフランシスコに滞在していた。現地の雰囲気を少しだけ紹介したい。

タイムズスクエアは改造工事中で、写真のようにブロードウェイ(Broadway、タイムズスクエアを斜めに通過する通りの名称)に該当する部分の空間がすべて立ち入り禁止になっている。工事完了は2016年秋予定とのこと。2012年のWindows 8ローンチに合わせてタイムズスクエアにオープンした特設のMicrosoft Retail Store旗艦店は2013年2月をもって閉店しており、現在は同テナントにSunglass Hutが入居しているまずはWindows 8.1から。正確には現地時間での発売日(10月18日)前日にニューヨークから離れてしまったのだが、店頭での深夜販売イベントや記者会見があった日本とは違い、米国でのWindows 8.1ローンチは意外に寂しいものだった。

ユニオンスクエア前のBest Buy。米国最大級の家電量販店チェーンだが、発売前々日にあたる2013年10月16日夜に店舗をチェックしたところ、Surfaceを含むほとんどのWindowsマシンが売り場から撤去されていた。Windows 8.1プリインストールマシン登場に合わせ、数日かけて商品の入れ替えを行っているようだった2012年のWindows 8/Surface RTローンチでは前日の記者会見の後、タイムズスクエアに入る道路を遮断し、さらに周辺の街頭広告をジャックしての大イベントが開催されてお祭り騒ぎとなったが、2013年はそうした趣向もなく、ただ店舗での新製品への入れ替えが淡々と行われているだけにとどまっていた。

こちらはTime Warner Center内にあるMicrosoft Retail Store店舗。ニューヨークのマンハッタンでは、タイムズスクエアの旗艦店が閉店したことで、場所を1階から3階に移したこのTime Warner Center内のMicrosoft Storeが、同地区内唯一の店舗となっている。こちらもWindows 8.1発売のタイミングにおいても特別な展示や商品の入れ替えを行うことはなかった。店員によると10月22日のSurface 2/Surface Pro 2発売まで展示内容はそのままとのことであった一方、Surface 2/Surface Pro 2の発売に際しては、広告を交えた一大キャンペーンが行われているのを要所で確認できた。筆者の滞在していたサンフランシスコ市内ではBARTと呼ぶ地下鉄やトラムのMuni Metroの駅で、周囲の広告をすべてSurfaceで埋め尽くす「広告ジャック」が行われていた(ちなみにバス停ではAppleによるiPhone 5cの広告ジャックが同時期に行われていた)。

Surface 2/Surface Pro 2発売直後にサンフランシスコ市内のMicrosoft Storeへ行ってきた。こちらのSurface展示のほとんどは当然だが2またはPro 2へと入れ替わり、Type Cover 2といったアクセサリの取り扱いも行っていた。Windows 8.1のパッケージの取り扱いも(当然だが)確認できた
サンフランシスコのMicrosoft StoreはWestfield San Francisco Centre内に設置されており、こちらは店舗も比較的大きく、米国内でも旗艦店の1つのような扱いになっている。店舗前には50型クラスの巨大ディスプレイが展示されており、Windowsのデモンストレーションが行われていた。このスクリーンはタッチ操作に対応したWindowsが動作しており、少し操作すると……このようなこと(写真=右)も可能であったともあれ大規模な“祭り状態”ではなくなったものの、出るところにはきちんと出してしっかり粛々とアピールしている……といった感じであった。
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