最後に、Surface Pro 3に触れての総評だが、マイクロソフトが本気でタブレット市場を攻略しようとし始めているのではないか、という感想を抱いた。
PCを開発するOEMベンダー各社に対して「これがマイクロソフトの考えるWindowsタブレット」ということを示すかのように登場したSurfaceシリーズ。初代モデルは「リファレンスデザイン」という印象が強く、第2世代では初代のウィークポイントを改善した点が大きなポイントだった。
今回のSurface Pro 3でもその路線をある程度踏襲しているものの、本体デザインのほか、3:2で2160×1440ピクセルという非常にレアなアスペクト比を持つ高精細ディスプレイの採用など、むしろ他社にアピールしていた「標準的なもの」を積極的に取り除いてより「攻撃的な作り」になっている。
専用ペンと自社アプリとの積極的な連携もしかりで、むしろ製品単体として売れる独自の価値を模索し、シェアを本気で取りに来ているように見える。Surface Pro 3自体の魅力もさることながら、次回以降のマイクロソフトの動向も楽しみだ。
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