売れない理由が明白だったディルバート(363)

出るわ、出るわ、いろいろな意見が……。でも、こんな状態で商品をどうやって売ろうとしていたのかしら。

» 2014年08月14日 08時30分 公開
[スコット・アダムス,ITmedia]

なぜうちの商品が売れないのかを考えなければいけない


バグが多くて値段が高い


他社は半分の値段でずっと良い商品を売っている


広告は明らかに誤解を招く内容で、ちょっと人種差別的


商品名が体液と死を連想させる


うちのCEOが自分のスーパーヨットに絶滅危惧種のフクロウを撃ち落とすための射撃場を設置するから人々に嫌われている


誰かこれらの問題を全て解決できるアイデアはないか?


フクロウの着ぐるみを持っていたりします?


  


 ウォーリーに座布団一枚! でも、フクロウは知恵のシンボルなので、ボスにフクロウの真似をさせるのはフクロウに対して失礼なのでは……。ってそういうことじゃないか。

 種類によっては絶滅危惧種(endangered species)に指定されているフクロウですが、古くから知識、学問、芸術のシンボルであり、とても賢そうな人をとらえて“wise as an owl”と言います。また、夜行性であることをとらえて、夜更かしする人を“night owl”と言います。ちなみに、早起きの人のことを“early bird”と表現します。

 フクロウの「ホーッ、ホーッ」という鳴き声のことを汽笛の音に似ていることから“hooting”といい、そのような鳴き声を発するフクロウのことを“hooter owl”と言ったりします。なぜか俗語でhooterとは女性の胸のことを指します。そう、某レストランの女性店員の衣装は偶然ではありません。語源は不明ですが、一説では大きい胸の女性に向かって「ヒューヒュー」とhootする男性陣から来ているそうです。

[翻訳・解説:Yvonne Chang]


「ディルバート」バックナンバー

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ