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いまの世の中、簡単に使えて、一瞬で届いて、資料も添付できる電子メールは仕事の必需品になっていますよね。でも、だからといって「重要なメッセージは全て電子メールで」ということはないですし、紙の郵便物を全てごみ扱いするのもかなり思い切ったことだと思いますけどねぇ。まぁ、そのお陰でボスの机はきれいになったわけですが。
“Igloo”とは、カナダのイヌイット族が、氷のブロックを積み重ねて作るドーム型の家のことです。写真などで見たことがある方も多いのではないでしょうか。イヌイット語で「家」を意味するそうで、彼らの間では雪の住居に限らず、テントや小屋なども含めて“Igloo”と呼ぶそうです。見た目は日本の「かまくら」と似ていますが、かまくらの場合、固めた雪をくりぬいて作る点が“積み重ねて作る”Iglooと違いますね。やはり作り方によって、耐久性や居心地などに違いが出てくるのでしょうか。
6コマ目の“Bin”とはふた付きの容器のことで、穀物や石炭の「貯蔵所」という意味があります。この“Bin”を使った言葉として「ごみ箱」=“dust bin”や「寄付金を入れる箱」=“charity bin”という単語がありますね。また、“ふた付きの”という意味合いに由来するのか、精神病院のことを悪いイメージで呼ぶときに“loony bin”と言ったりします。
それにしても、私も資料などを電子化して、机をスッキリさせたいと常々思っているのですが、なかなかできないものですね。いっそのこと、会社からコピー機やプリンタをなくしてしまえばいいのでは、などと考えたりもしますが、それよりウォーリー1人をメールルームに送り込んだ方が効果的かもしれませんね。きっと彼は社内のペーパーレス化を数週間で実現してくれるはずです。まぁ、その代わりに失うものも相当大きそうですが。
[翻訳・解説:Yvonne Chang]
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