● ● ●
会議などで、人の負担を増やすような提案をする人って、結構いますよね。それがたとえ優れた提案だったとしても、なかなか素直には受け入れにくいものがあります。特に提案した人間が管理層などで、本人は自分の手を動かさないとなればなおさらですよね。
“have skin in the game”とは、「ある行為に対して、自らも何らかの犠牲やリスクを背負う」ことを言います。“Skin game”という言葉は単独で使うと「いかさま勝負」を意味し、転じて「いんちき」「詐欺」といった意味もありますが、ここで使われている“game”は、対象となる「投資」「義務」「勝負」を指しています。
他にも「皮膚」=“skin”を使った慣用句はいろいろあります。例えば“by the skin of one’s teeth”は「ギリギリで」、“get under one’s skin”は「イライラさせられる」、“save one’s skin”は「無事に逃れる」といった具合です。また少し面白いのは“have a thick skin”。そう、ご想像通り「面の皮が厚い」、ウォーリーみたいなヤツのことです。
[翻訳・解説:Yvonne Chang]
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.