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今回のディルバートの発言が“明快”かどうかはさておき、アメリカでは基本的に「何でもストレートに話すべし」と考えられています。でも、ビジネスシーンでは少し遠回しな言い方になったとしても、やはり相手を尊重する表現をした方がスマートに聞こえますよね。
例えば「同意しない」と言うだけなら、“I don’t agree with you”とか、“I disagree with you”でもいいのですが、1コマ目で使われているように“have to”を加えて「同意しかねる」といったソフトな表現にした方が、より礼儀にかなっていると思います。
これに似た言い方としては、“I can’t agree with you”があります。“do not”=「しない」と言う代わりに、“can not”=「できない」と表現するわけですね。あるいは、“I don’t think so”=「そうは思いません」でも良いと思います。こうした相手に配慮した言い回しのニュアンスは、日本語でも同じようなものですよね。
でもディルバートってば、そんなオトナな気遣いをしている同僚に対して、何の遠慮も配慮もなく、上から目線でワケの分からん言い掛かりを付けちゃったわけです。そりゃ誰だって怒りますよ。まぁ、この場合はかなりひどいことを言っているので、多少遠回しな言い方にしても無意味だとは思いますが、もう少し相手を尊重した表現を心掛けましょうよ、ディルバート。
[翻訳・解説:Yvonne Chang]
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