含蓄ある一言を放ったつもりが、ディルバートとウォーリーに突っ込まれ、すっかり翻弄されているボス。どうやら職場だけでなく自宅でも同じようですね……。
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すっかりディルバートとウォーリーの屁理屈に翻弄されているボスですが、家でも奥さんに似たようなことを言われているとは……。
Apples and orangesとは、全く異なった性質を持っているものは比較できないということを示す表現です。実は、私も幼いころはウォーリーの言う通り、「比較できないことはない。同じ果物だ」と思ったものです。さかのぼると、昔の文献では同じ意味で“apples and oysters”(りんごと牡蠣)とも言ったそうです。こちらのほうがしっくりきますよね。
英語ではりんごを使った慣用句がたくさんあります。例えば、“the apple of my eye”といえば「目に入れても痛くないもの」、また“the apple of discord”はトロイ戦争の原因となった黄金のりんごが由来の「争いの種」を指します。また「ごますり」のことを“apple polisher”といい、生徒が良い成績をもらうために先生に磨いたりんごを届けたということが語源とされています。
[翻訳・解説:Yvonne Chang]
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