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ブレインストーミングは上手に行えばさまざまな意見が出て有意義なものになりますが、ボスやウォーリー、アリスといったいつものメンバーでは……。やりたくなかったディルバートの気持ちも分かるような気がします。
ブレインストーミングは会議の手法の1つとして日本でも定着していますが、もともとは、1940年ごろ、広告代理店の副社長だったアレックス・F・オズボーンという人物が、良いアイディアを生み出せずにいた部下たちにいら立って考案した手法と言われています。また、直訳すると「頭の中の嵐」という意味になる“brainstorming”は、1800年代の後半には「重い精神異常」のことを意味していたようです。
それにしても、「批判しない」「奔放なアイデアを歓迎する」など、ブレインストーミングにはいくつかのルールがありますが、今回ウォーリーがこれらを使って悪ノリしなかっただけでも、ボスにとってはラッキーだったのではないでしょうか。一歩間違えば、ボスに対して言いたい放題の場になっていたような気がします……。
[翻訳・解説:Yvonne Chang]
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