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都合の悪いことをごまかすためには、ダジャレにもなってない意味不明の言葉でも平気で使っちゃうんですから、ボスのゴリ押しぶりも相当なものですね。まぁ、こんな言葉にだまされるディルバートもディルバートですが……。
“Business Case”とは「投資対効果の検討書」のことです。企業が何かに投資をする際、それが適切かどうかを判断するために、そのプロジェクトの“ROI (Return On Investment”=「投資対効果」を調べたレポートのことを指します。
“good try”は「結果としては駄目だったけど、その努力は買うよ」というニュアンスを表現したいときによく使う言葉です。そのときの状況に応じて「よくやった」「惜しい」「いい線いってたよ」などと訳します。“that’s not even a good try”は、直訳すると「“よくやって”すらいない」というわけなので、これを今回の状況に当てはめて、また、「苦労してビジネスケースを作ったのに、期待した予算が下りないなんてシャレになんないよ」というディルバートの気持ちも込めて、「シャレにもなってないじゃないか」と意訳してみました。
[翻訳・解説:Yvonne Chang]
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