● ● ●
ボスは慰めのつもりで言ったのかもしれませんが、これではまったく励みになりませんよね。せっかく高い評価を目指して頑張ったのに……。
8コマ目の“for what it’s worth”は、あまり一般的ではない意見や、余談などを話す際、「こんなこと言っても意味がないかもしれないが」「あくまでも私見だけど」という意味で、半ば遠慮や謙遜のニュアンスを込めて使う表現です。例えば“For what it’s worth, I’m sorry”=「謝って済むことじゃないけれど、お詫びします」、“For what it’s worth, you’re performance was great”=「ボクの意見なんて参考にならないかもしれないけど、君の演奏は素晴らしかったよ」といったように使います。
5コマ目の“go above and beyond”は、正確には“go above and beyond the call of duty”と表現し、「義務として求められている以上の働きをする」という意味です。人事考課などの場で、上司がよく口にする注文ですよね。
でも、「空いてる時間があると余剰人員がいるとみなされる」っていうボスのセリフにも、かなりリアリティがあります。確かに営利組織では、ただがむしゃらに頑張ればいいというわけでもないんですよね……効率化って難しいですね。
[翻訳・解説:Yvonne Chang]
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.