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» 2011年06月24日 12時00分 公開

ディルバート(224):気まずいデートを乗り切る方法

[スコット・アダムス,@IT]

私どもの接客がどうだったかを知りたいので、このお客さまアンケートにお答えいただけますでしょうか?


「自分の全行動についてのアンケート」になんて、答えてるヒマはないよ


でも答えないことで、君はボクに罪悪感を抱かせる


あーあ、君は良い顧客体験を台無しにしちゃったんだ


気まずい雰囲気になっちゃったし、デート相手を前にして、ボクは最低なやつに見えてるんだ


もう二度とここでは食べられないよ。君がボクの食事に何をするか分からないからな


君がボクのお気に入りのレストランをダメにして、ついでにこの女性とのロマンスの可能性までダメにしたんだ


えー……「お気に入りのレストラン」っと

あなた、このあと予定ある?


  


 確かにレストランなどでアンケートへの回答を求められるとうっとうしい気もしますが、これはさすがに言い過ぎですよねぇ。「ボクの食事に何をするか分からない」だなんて……。アンケートの回答をきっちり確保しちゃうこのウェイターもなかなかしたたかですが。

 この「気まずい雰囲気」は“awkward moment”と言うのですが、この“awkward”という単語、「ぎこちない動作」などの見た目を指して使うこともあれば、雰囲気や感情など、目に見えないものを表す時にも使われます。例えば“awkward shape”=「いびつな形」、“awkward manner”=「不器用な手つき」といった具合です。このほか、“awkward silence”=「気まずい沈黙」、“awkward relationship”=「ぎこちない関係」などもありますね。ただ、中には“awkward position”のように「ぶざまな姿勢」とも「気まずい立場」とも読み取れる場合もあるので、前後の文脈から正しい意味を判断することがポイントです。

 ちょっとひねった使い方としては、「思春期の娘の言動が理解できない」と嘆く父親に対して、母親が「あの娘は難しい年頃なのよ」と言うときに“she’s an awkward age”と表現したりします。また、新人ばかりを集めた「軍隊の新兵隊」は“awkward squad”と呼ばれているのですが、これが転じて、「組織の中でしきたりに従わない人や、はみ出しものが集まったグループ」を指して“awkward squad”と呼ぶこともあります。

 それにしてもディルバート、デートが気まずくなったことまでウェイターのせいにしちゃってますが、本当は最初からずっと気まずかったから、これをきっかけにして逃げたかっただけなんでしょうね。 そうじゃなきゃ8コマ目で彼女がこんなに冷めてるわけないですし。ディルバートに彼女ができる日はまだまだ遠そうですな。

[翻訳・解説:Yvonne Chang]


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