有事への備えも効率的にディルバート(230)

» 2011年08月05日 12時00分 公開
[スコット・アダムス,@IT]

金融制度の完全崩壊に備えてるんだ


まず、6カ月分の水と食料を用意した


電池に懐中電灯、金貨もあるよ


私も準備万端よ


あんたんちの住所を知ってるわ


でも、自己防衛用の兵器の準備は手薄なようね



あんたの買い物リストにプロテインバーも加えてもらえるかしら?


  


 近年は自然環境も経済も、何かと不安定な状況が続いています。備えあれば憂いなしですが、なるほど、備えている人に頼るという手もあったわけですね。アリスの図々しさには皮肉好きなディルバートもお手上げのようです。

 「備えあれば憂いなし」は“providing is preventing”=「供給することは防止することだ」や、“an ounce of prevention is worth a pound of cure”=「百の治療より一の予防」が最も近い表現になります。ちなみに、ことわざではありませんが、有名な米国の政治家、ベンジャミン・フランクリンも、“By failing to prepare you are preparing to fail”=「準備を怠ることは失敗を準備することだ」という言葉を残していますね。

 他にもいくつかことわざを紹介すると、「善は急げ」=“the sooner the better”(早ければ早いほど良い)、「急いては事を仕損じる」=“haste makes waste”(慌てると無駄が生じる)、「知らぬが仏」=“ignorance is bliss”(無知は至福である)などがあります。

 「明日は明日の風が吹く」=“tomorrow is another day”(明日はまたちがう日)はご存じの方も多いかもしれませんね。そう、「風と共に去りぬ」の有名なエンディングのセリフです。これらを普段の英会話にちょっと織り交ぜると、グンと格好良く聞こえるかもしれませんよ。

[翻訳・解説:Yvonne Chang]


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