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» 2011年10月07日 12時00分 公開

ディルバート(238):個人目標とその評価は、深く考えない方がいい

[スコット・アダムス,@IT]

おまえの今年の目標を考えているんだが、どうもスランプで文章が出てこない


何でもいいから適当に書いてください


どうせ目標なんか無視して、ボスの指示することをやるだけって、お互い分かってるんだから


でも目標がなかったら、お前が良い仕事をしたかどうか、どうすれば分かるんだ?


いつもと一緒です


ボスが未来を予測することができたなら、設定できただろうと想像した目標と、ボクがやったことに対する不完全な認識とを比較するのです


そして、核融合を発明しなかった全ての人と同じように、平均的な昇給をさせてくれる


ワシはそれでいいぞ

こういうことはあまり深く考えない方がいいんですよ


  


 1コマ目の“writer’s block”とは「作家が文章を書けなくなること」を意味します。しかしボスの場合、はなから作家のように書く能力など持ち合わせていないんですから、ボスが使うにはかなりおこがましい表現だと思うんですけど……。まぁ、いつも偉そうにしているボスらしいとも思いますが。

 2コマ目のディルバートのセリフにも、ボスに目標を作ってもらうことなんて期待していないことがよく表れています。ここで使われている“Just do it”という言い回しは、「いいから〜しなさい」「とにかくやりなさい」という意味です。理由も言わずに命令する点で、少し投げやりなニュアンスがありますよね。“Why must I do my homework now? Just do it!”=「どうして今、宿題しなきゃいけないの?」「いいから、やりなさい!」といった具合に、親子の会話などでよく使われます。

 また、この“just”という単語、微妙なニュアンスを表すのに便利な言葉でもあります。例えば“What is it?”だけなら「何?」ですが、“Just what is it?”と言うと、「いったい何?」となり、強調のニュアンスが加わります。その他にも、“It’s just a harmless kitten”なら「“ただの”子猫」、“I just managed to finish the first assignment”は、「“かろうじて”1つ目の依頼事を終了した」となります。それぞれ意味は違いますが、メッセージを強調している点は同じですよね。

[翻訳・解説:Yvonne Chang]


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