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近年、米国では、交通渋滞緩和や環境対策として、職場の同僚や近所の人など、他人同士が1台の乗り物に相乗りする“carpool”という取り組みが進んでいます。ちなみに西海岸では、高速道路における朝夕の通勤ラッシュがひどいことを受けて、バスや2人以上乗っているカープーラーなどが、特定の時間だけ優先的に通行できる“carpool lane”と呼ばれる優先車線があるほどです。
日本でも近年、同様の取り組みであるカーシェアリングが話題になりましたよね。時間の融通が効かなかったり、見知らぬ他人を乗せることは安全上問題があるといった理由でさほど普及しませんでしたが、最近はインターネットを使って乗り合う仲間を探す人が増えるなど、浸透の兆しはあるようですね。
6コマ目の“hitch a ride”はヒッチハイクのことです。ただ「ヒッチハイク」と言っても、道路わきに立って乗せてくれる車を探す、あのヒッチハイクだけを意味するわけではなく、日常会話の中で“I’ll hitch a ride with him today”と言うと、「今日は彼の車に乗せてもらう」という意味になるのでご注意を。
しかし1コマ目のカープーラー、地球を守るヒーローのフリをしながら、実は会社の時間を盗む泥棒だったわけですから、ある意味、ウォーリー以上のワルですよね。
[翻訳・解説:Yvonne Chang]
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