ボスが念には念を入れるときディルバート(141)

» 2009年10月16日 12時00分 公開
[スコット・アダムス,@IT]

新しいソフトが給与データを削除してしまうリスクはないのか?


えーと……ありません

業者にその質問をしたか?


いやぁ、してませんが……

じゃあ、大丈夫かどうか分からんだろう


給与管理は外注してるので、そもそもわれわれのサーバ内に給与データはありませんよ


インターネットではどれもこれもつながっているんじゃないのか?


つまり外注業者に対して、彼らのソフトがわれわれの給与データをはるばるネットを介して探し出し、破壊してしまうかどうか聞けってことですか?


そして彼らが「はい」って返事するとでも?

念には念を、だ


[後日]

そうですね。ときどき起こります。あなたが聞いてきた初めての人ですよ

(最悪)


  


 珍しく、ボスの失敗を恐れる保身が功を奏したようですね!?

 shoot me(in the face)は、「(自分を)打ってくれ」という自虐的な表現で、何か恥ずかしい失敗をしたときなどに使います。ボスが正しかったことが相当悔しかったのでしょう。ただし、so shoot meといった場合「どうでもいい」「打てるものなら打ってみろ」と開き直った表現に変わりますので注意してください。

 ボスのセリフ、“better safe than sorry”=「念には念を入れる」には、ほかにも“prevention is better than cure”=直訳すると「治療より予防が勝る」、つまり「転ばぬ先の杖」などの表現があります。

[翻訳・解説:Yvonne Chang]


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