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» 2010年10月01日 12時00分 UPDATE

ディルバート(190):都合の悪いことは“プラシーボ効果”で乗り切る

[スコット・アダムス,@IT]
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うちのWebサイトにちょっと変更を加えたいの


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ビジネスケースを出してくれれば、作業の優先順位を検討するよ


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ちょこっと変更するだけなのに、いちいちビジネスケースなんか書いてるヒマないわよ


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でも提出してくれなきゃ、優先順位変更の理由付けができないじゃないか


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ガアアアア! なんでこんな簡単なことも進められないのよ、このアホ会社は!


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この“企業の心的外傷後ストレス緩和剤”を試してごらん。いまのやり取りの記憶をあいまいにしてくれるから


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あれ? 私はどこ? あなたは誰?

君はちょうど帰るとこだったのさ


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ただのプラシーボ効果だけど、ボクの問題の2割は解決してくれるな


  


 ただのビタミン剤か何かなんでしょうけど、そんな薬を持ち歩くより、さっさとWebサイトを修正してあげなさいよ、ウォーリー。

 ビジネスケースとは、ご存じ「投資対効果検討書」のことですね。その投資が適切かどうかを判断するために、案件の提案者がROIなどを示す資料のことです。確かに重要なものですが、Webの簡単な修正程度なら、ほとんどの場合、作成する必要なんてないでしょうね。

 “placebo”とは「偽薬」のことですが、「気休め」という意味もあります。「喜ばせる」という意味のラテン語に由来しており、キリスト教において「死者のための祈りの中で使われた言葉」だったとされています。医学的な意味で使用され始めたのは1700年代後半で、その際は「患者を喜ばせるための薬」と定義されたそうです。

 単なる偽薬でも、薬と信じ込ませると、飲んだ者の体や心に何らかの変化が生じる「プラシーボ効果」という言葉もありますね。こちらは皆さんも日常でときどき耳にする機会があるのではないでしょうか。ただ、普通は体や心の状態を改善するために、この効果を使うことが多いと思うのですが、ウォーリーの場合、あくまで自分がサボるために使っちゃうんですからね。サボりの手段をひねり出すその意欲を少しは仕事に向ければ、もしかしたらエラくなれるかもしれないのに……。

[翻訳・解説:Yvonne Chang]


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