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ああ、これはありがちですね。上司や先輩にしぶしぶ会議室を受け渡すことって、皆さんの日常でもわりとよくあるシーンなのではないでしょうか? もちろん「失せろ!」とまで言われることはないでしょうが……。
“scram”とは“scramble”=「はい登る、はい進む」を短くした言葉です。この言葉を使った慣用句として“scramble away”=「慌てて逃げ出す」という表現がありますが、“scram”と一言だけ発すると「散れ」「失せろ」「消えろ」といった意味になります。似たような表現としては“get lost”=「消えろ」や、犬を追い払ったりするときに使う“shoo”=「シッシ」などがあります。いずれも言われる方は良い気分がしない言葉ですから、よほどの場合でもない限り、使うべきではないでしょうね。
なお、この“scramble”には「急いで/必死で〜をする」という意味もあり、例えば「彼らは必死で嘆願書の署名を集めた」と言うときには“They scrambled to collect signatures for petition”と表現します。
それにしても8コマ目の会議のテーマが笑えますね。「この会社では、なぜ何も達成されないのか」って、ボス、それ確実にあなたの振る舞いのせいですよ。
[翻訳・解説:Yvonne Chang]
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