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» 2011年01月14日 12時00分 UPDATE

ディルバート(204):“権限委譲”の別名は「責任逃れ」

[スコット・アダムス,@IT]
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おまえら全員、このプロジェクトを管理する権限を与えられたと考えてほしい


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権限を与える以前に、われわれの同意を得ることを忘れてますよ


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おまえらの同意は後で取り付けるさ

もう遅いですよ


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与えられた権限で、このくだらん発想のプロジェクトを内部から破壊してやりますよ


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そんなことするな!


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それって……要は自分でベストだと思うことを実行する権限は与えられていないってことですか?


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つまり、われわれの誰もが判断を嫌がり、ボスも肝心なときにはいつもいない、昔のやり方に戻れってことですか?


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目が「そうだ」と言っている


  


 またもや部下にやり込められたボス。「権限の委譲」と称して責任を逃れようとしてもダメってことですよね。特に7コマ目のアリスの反論は、開発プロジェクトにおいて実にありがちなこと。思わず共感する人も多いのではないでしょうか。

 ここで使われている“buy-in”は「(提案などに対する)賛成/同意」を意味し、 ビジネス用語の一部としてよく使われています。この場合、いわゆる“employee buy-in”のことで、「従業員が、会社の目標やミッションに同意して責任を引き受けること」を意味しています。

 これと似た言葉としては、MBO(management buy-out)の一形態である“MBI(management buy-in)”という用語があります。こちらは「企業を買収した投資家が、外部から新たな経営者をその企業に送り込んで経営の立て直しを行う手法」を指します。

 また、この“buy-in”には証券用語としての意味もあります。例えば、「決済期日に、売り手から買い手に対して、証券の受け渡しが行われない事態が発生した際、買い手の請求によって証券を強制的に買い付けること」も“buy in”と言います。このほか、「ポーカーゲームなどに参加するために支払う金額」といった意味も持つなど、実にさまざまなシーンで使われています。

[翻訳・解説:Yvonne Chang]


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