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出ました! ボスお得意のマイクロマネージ。分かり切っていること、まさにいまやろうとしていることについて、上司からいちいち指示されるのも嫌なものですが、ここでは背後からPC画面をのぞき込まれて、それをやられてるわけですからね。うっとうしいを通り越して、これはもうつらいだけですね。
3コマ目の“The whole point”とは、物事の「本質、核心」のことを意味し、例えば“That’s the whole point of this lecture”=「それがこの講義の本質だ」とか、“You missed the whole point of the conversation”=「君はその会話の真意を理解してないよ」といった具合に使います。ここでは会話の流れから「目的」と訳しました。
5コマ目の“blindly”は、“blind”=「盲目」であることから「むやみに」とか「やみくもに」という意味になるのですが、“blindly obvious”というと「見えなくても(分かるくらい)」、“obvious”=「明らかなこと」という意味合いになります。よって、ここでは「分かり切ったこと」と訳しました。
しかし、7コマ目でディルバートが嫌味を言っているのに、ボスは完全に無視して管理の続きに入っちゃうんですからね。この管理スタイルなら、部下がシステムの運用管理に失敗することもまずないでしょうね。部下のやる気は完全に失われるでしょうけど。
[翻訳・解説:Yvonne Chang]
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