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こんなこと言われたら、よほどの天才でもなければ良いアイデアなんて出せないですよねぇ。まずは自分から素晴らしいアイデアを出してみたらいかがですか、ボス。
今回のような「無理難題」を求められること、皆さんもよくあるかと思いますが、こういうときは“You can’t have your cake and eat it”という慣用句で返すといいかもしれませんね。直訳すると「ケーキを持っておいて、かつ食べることはできない」、つまり「2つのことを同時にはできない」という意味です。
例えば、“We need to develop more products to attract clients, and at the same time cut costs by 20 percent”=「顧客を引きつけるために、もっと商品を開発しながらも、コストを20%削減しなければいけない」なんて言われたときに、“You can’t have your cake and eat it”=「そんなおいしい話ありませんよ」といった具合に返すわけです。
ちなみに「無理難題」は“tall order”と言います。“Completing the assignment by the deadline was a tall order but we made it”=「締め切りまでに宿題を完成させるのは大変難しかったが、なんとか間に合った」というように使います。それにしても組織人にとって、今回紹介した言葉はどちらも使う機会が多い部類に入るかもしれません。サラリーマンって切ないものですよね。
[翻訳・解説:Yvonne Chang]
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