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» 2012年01月20日 12時00分 公開

ディルバート(251):プロジェクトの失敗原因と責められる人間はいつも同じ

[スコット・アダムス,@IT]

プラットフォームをアップグレードする前の作業について、テッドが説明するから

彼には無理です


今、テッドの脳みそは、知識が死につつあるところです


彼は物事をうまく説明できません


知識は彼の脳内にあるかもしれませんが、閉じ込められていて出られない


あいにく、彼の無能ぶりは信じがたいほどなので、ボスにも信じてもらえない


そのうちボスは、テッドはボクにきちんと教えたけど、ボクが全部忘れたって思うんだ


ボクの不幸は作業を始める前から決まってるんですよ。だったら敗北を宣言してから先に進みますよ


それでもいいぞ

部分的に勝った!


  


 結局、作業がうまく進まなかったり失敗したときには、テッドは責任を問われず、全部ディルバートのせいにされるっていうことなんでしょうね。やけくそになっているディルバートが少しかわいそうですが、こういうこと、現実の世界でもありがちですよね……。

 “in time”はいろいろな使い方をする表現です。“I was there in time for the ceremony”=「式典に間に合った」というように、「時間内に」「間に合う」という意味もあれば、今回のように「そのうち」「いずれ」「そうこうしているうちに」という意味もあります。例えば“In time you will understand his words”=「いずれ彼の言葉の意味が分かるよ」といった具合です。また、“in time with”というと「〜に合わせて」となり、例えば“dance in time with the beat”は「ビートに合わせて踊る」という意味になります。

 ちなみに、“in time”を使ったことわざに“A stitch in time saves nine”というものがあります。直訳すると「今、一針縫っておけば、九針縫う手間が省ける」――つまり、「問題が生じた時には、すぐ対応しておいた方が良い」という意味ですが、今回のディルバートもそういうつもりだったのかもしれませんね。まぁ彼の場合は、テッドがきちんと説明できないという問題を解決したのではなく、作業が失敗してボスに責められることを覚悟しただけですけど……。

[翻訳・解説:Yvonne Chang]


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