来年度予算を獲得する秘けつは“アホ”になることディルバート(254)

» 2012年02月10日 12時00分 公開
[スコット・アダムス,@IT]

契約社員の予算が削られた


君を研修費で賄わなければならん


なので、自分では仕事をせずに……


おまえにやってもらってる仕事をディルバートができるように訓練しろ


研修費の予算を契約社員の予算に当てればいいんじゃ?


今年度の研修費の予算を削ったら、来年の予算を減らされる


だから……1つの仕事をするのに2人の人間に給料を払うんですか?

そうだ


よくつぶれずにやってきましたね

客はわれわれよりアホなんだ


  


 年度末を控え、日本も道路工事が増える季節がやってきました。周知の通り、年度末の道路工事は「予算を使い切るための作業」と捉えられているわけですが、来年度の予算獲得のためにあえて無駄なことをするのは、どうやら万国共通のようですね。

 8コマ目の“business”という言葉、日本でも日常的に使われていますが、これには「商売」「企業」という意味の他、「事柄」「課題」「状況」などの意味もあり、いろいろな表現で用いられています。例えば、“Get down to business”=「本題に入る」、“Mind your own business”=「余計なお世話」「あなたには関係ない」などです。この他にも“Have no business”=「権利はない」という言い回しもあり、例えば“you have no business telling me what to do”=「君に私を指図する権利はない」といった具合に使います。

@IT情報マネジメント編集部からのお知らせ

物理と仮想、クラウドとオンプレミスが融合したハイブリッド環境の運用管理のコツを伝授!第15回@IT情報マネジメントカンファレンス『ハイブリッド時代の「業務を止めない」運用管理』を2月24日(金)に開催します! 詳しくはカンファレンス紹介ページ


 また、ペットなどについて話しているとき、「用を足す」という意味で“do one’s business”という表現を使うこともあります。例えば、“I’m training our new puppy to do his business in the right place”=「正しい場所で用を足すように、飼い始めた子犬を訓練する」といった具合です。

 それにしても8コマ目のボスのひと言が効いてますね。効率化も大切ですが、この時期はあえてみんなで“アホ”になった方が幸せなのかもしれません。


[翻訳・解説:Yvonne Chang]


「ディルバート」バックナンバー

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ