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大学生だったころ、頭の上にカバンを乗せて歩き回っていた同級生がいましたが、私にはクリエイティブには映らなかったし、惹かれることもなかったですけどねぇ……。パーティという非日常的な環境がディルバートに有利に働いたのでしょうか。
8コマ目の“walk it off”とは、軽いけがなどして痛みを負っている相手に対して、「歩いていれば治る」と叱咤激励したり、逆に痛みを負っている自分を奮起させたりする意味で使われる表現です。また、肉体的な痛みだけではなく、今回のようにプライドを傷つけられたり、落ち込んだりした時など、精神的な苦痛を負っている相手に対してもよく使います。やや突き放したニュアンスを持つ表現であることから、ここでは「あきらめな」と意訳してみました。
7コマ目の“shop around”とは本来、「いろいろなお店などを見て回る」ことを言いますが、この場合は「他の女性を物色する」という意味で使われていますね。頭上の鉢植えが果たしてどこまで功を奏するのか……。今回はせっかくカッコよくキマったんだから、この辺でやめておいた方がいいのでは? ディルバート。
[翻訳・解説:Yvonne Chang]
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