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言葉尻を取ってネチネチ言われるとホントに腹が立つものですよね。しかしディルバートも「彗星でボクを殺してくれ」なんて極端ですね。ボスが相手のときは結構忍耐強く話を聞いていますが、同僚となると怒りを抑えられなくなるんでしょうか……。
彗星と言えば、フランスには「彗星について計画する」=“tirer les plans sur la comete”ということわざがあるそうです。英語でこれに当てはまるのが“counting the chickens before they have hatched”=「生まれる前に鳥の数を数える」――つまり、日本語における「取らぬ狸の皮算用」のことなんですね。所変われば表現もいろいろと変わるものです。
でも、IT業界の皆さんでしたら、“comet”という言葉から、Webアプリケーションの技術を連想する方もいるかもしれませんね。CometはWebアプリケーションを構築する際、「HTTPを使用してサーバ上でイベントが発生したときにレスポンスを返す技術」のことですが、語源は彗星とはまったく関係ないそうですね。類似の技術であるAjaxと同様に、Cometも米国で有名な洗剤の商品名を元に命名したものなのだそうです。命名した技術者、Alex Russell氏も自身のブログで「特に意味はない」と言っています。
[翻訳・解説:Yvonne Chang]
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