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昨今は従業員のメンタルヘルスケアに配慮する企業もだいぶ増えてきました。しかし、ここでカウンセリングを必要としているのは、ディルバートよりカウンセラー自身かもしれませんね。そしてディルバートはカウンセラーにまで利用されてしまったわけですね……。
“counsellor”は「助言を与える人」という意味ですが、日本では「心理カウンセラー」とか「精神カウンセラー」といった具合に使うことが多いですね。ただ、英語で“counsellor”と言う場合は、主に「進路指導担任」や「弁護士」などを指して使う方が一般的です。ちなみに「精神科医」は“psychiatrist”、「療法士」は“therapist”と呼びます。
また、精神科医のことを“shrink”とも言いますが、人に対して“You should go see a shrink”=「精神科医にみてもらった方がいいよ」と言ってしまうと、「おかしいんじゃない?」といったネガティブな意味合いで受け取られてしまうので気をつけましょう。ちなみに“shrink”とは、“head shrinker”=「頭を縮める人」、すなわち「妄想に取り付かれてふくれ上がってしまった頭を縮めてあげる人」というイメージから来ているそうです。
しかしディルバート、せっかくカウンセリングを受けに来たんですから、いつものような聞き手一方の損な役回りに徹することないのに……。
[翻訳・解説:Yvonne Chang]
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