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独自の商品を生み出すのは並大抵のことではありません。潜在ニーズをつかむ深い洞察力と、既存のアイデアにとらわれない自由な発想力が不可欠となります。でも、そんなことはディルバートたちもきっと分かっているのでしょうね。分かり過ぎているからこそ、ここまで割り切れるのかもしれません……。
7コマ目の“fake”とは「偽物」のことですが、名詞、形容詞、動詞として、幅広く使われています。例えば“That diamond is a fake”=「あのダイヤは偽物」といった具合です。今回のように「見せかける」ことや「ねつ造する」こと、またスポーツにおける「フェイントの動作」や、音楽の「即興演奏」のことも、全て“fake”と表現されることがあります。「試行錯誤」「即興で行う」といった意味合いで、例えば“I don’t know the job,but I can fake it”=「その作業はよく分からないいけど、何とかやってみるよ」と言ったりします。
他に“fake”を使った表現としては、“fake out”=「(人や物事の)裏をかく」というものがあります。“He faked me out by pretending to know nothing when he indeed knew the details”=「ヤツは詳細を知っていたくせに、知らないフリをされて、裏をかかれたよ」といった具合に使います。
[翻訳・解説:Yvonne Chang]
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