仕事も人間関係も、まじめ過ぎると馬鹿を見るディルバート(272)

» 2012年06月22日 12時00分 公開
[スコット・アダムス,@IT]

その狂った考え、ちょっと待った


この部屋に証人を連れて来なきゃ


アリス、ちょっと会議室に来てくれない?


いったい何だって言うの?


ラリーはサディストで反社会的な人間なんだけど、1人以上、目撃者がいるとそれを隠すんだ


で、ラリー、ボクのプロジェクトをどう思う?


素晴らしいよ! ボクにできることなら、どんなことでも手伝えるとうれしいな


もう、いい?

背を向けちゃダメ!!


  


 まぁ、反社会的なサディストとまではいかなくても、相手やそのときの状況によって言うことをコロコロ変える人は結構いますよね。特にIT システムの発注者がそんなタイプだと、開発プロジェクトは難航必至です……。

 1コマ目の“hold that thought”は、直訳すると「その考えを保持しろ」ですが、議論などをしている際、少しだけ会話を中断したいときに「ちょっと待って」といったニュアンスで使う表現です。

 8コマ目の“done”は「終わった」という意味で、“I'm done with my homework”=「宿題は終わった」という具合に使います。しかし、それ以外にも慣用句としてさまざまな意味で使われており、例えば“I'm done with you”=「あなたとはもう終わりだ」、“I'm done”=「もう、いい」、“I'm done for”=「もうダメだ」、“I'm done in”=「疲れ果てた」などがあります。

 それにしても、ディルバートの周りは本当にクセのある人たちばかりですね。でも、ディルバート以外、みんなそれなりにマイペースで楽しくやっているようにも見えます。あまりまじめになり過ぎることなく、ある程度、気ままにやった方が、仕事も人間関係も快適なのかもしれませんね。

[翻訳・解説:Yvonne Chang]


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