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確かに本当にあってもおかしくなさそうな話ですね。先々面倒なことになると分かっていても、それが大変な作業であるほど、今やり直す気にはなかなかなれなかったりするものですし……。でもそうですか、簡単・確実に手戻りを防ぐためには、ミスを無視して最善を祈れば良かったんですね……ひどい話です。
4コマ目の“start from scratch”は「全て最初からやる(やり直す)」という意味ですが、“scratch”を使った表現は他にもいくつかあります。例えば“up to scratch”は「一定水準に達している」という意味で、“The group is making an effort but their performance is still not up to scratch”=「あのグループは努力しているが、演奏はまだ水準に達していない」といった具合に使います。他には“come up to scratch”=「ひるまずにスタートラインに出る」、“toe the scratch”=「スタート地点につく」などがあります。
これらの表現は全て“scratch”を「初め/始め」という意味合いで使っていますが、その由来は、スポーツなどで、地面に「擦り傷」=“scratch”をつけてスタートラインとしたことから来ていると言われています。
[翻訳・解説:Yvonne Chang]
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