発表直前! 「Surface Pro 4」と「Surface Book」の国内販売はどうなる?鈴木淳也の「Windowsフロントライン」

» 2015年10月22日 10時00分 公開

 日本マイクロソフトは10月22日14時から、東京都内のホテルで「Windows 10搭載Surface新製品記者発表会」を開催する

 米Microsoftは10月6日に米ニューヨーク市内でプレスイベントを開催し、「Surface Pro 4」と「Surface Book」の2製品を発表したが、今回の日本での記者発表会ではこれらの国内展開について明らかになるだろう。本稿では米国での状況を振り返りつつ、日本での展開について予想を交えてポイントを紹介していく。

Surface BookとSurface Pro 4 「Surface Book」(左)と「Surface Pro 4」(右)

米国では10月26日発売だが、Surface Bookは既に売り切れ

 筆者は米国におけるSurface Pro 4の発売日が11月初旬になると予想していたが、結局10月末のハロウィン前に出荷が開始されることになった。10月26日という米国の発売日は、長らく準備中だったMicrosoft Retail Storeの米ニューヨーク旗艦店がオープンする日にあたる。

 例年であれば、Surfaceの発表から発売までは4週間程度のリードタイムがあるため、今回の発売まで3週間弱という期間は若干短い。11月後半にスタートするクリスマス商戦を考えても10月末の登場というのは少し早めだが、旗艦店のオープニングに合わせた措置と考えられる。

Surface Pro 4 Surface Pro 3からの正統進化となるSurface Pro 4
Microsoft Retail Storeの米ニューヨーク旗艦店 Microsoft Storeがオープンするという住所(677 Fifth Avenue)を撮影。2015年1月に撮影した写真だが、改装中だった

 もう1つ、今回の新顔となるSurface Bookについては、米国で発表日翌日の10月7日に事前予約が開始され、同じく10月26日が発売日となっている。ただし、こちらは予約開始から1週間たたずにMicrosoft Online Storeで売り切れとなった。発売日を前にして次回入荷待ちの状態となっており、今月中の入手はかなり難しいと考えられる。

 ただし、これはMicrosoft Online Storeでの話であり、先ほど紹介した米ニューヨークの旗艦店などMicrosoft Retail Storeでは若干店頭在庫を用意するなど、その限りではないかもしれない。また現時点で細かい情報は出ていないものの、Amazon.comやBest Buyといった販売パートナー各社での取り扱いも開始されるとのことで、11月中には比較的広範囲に商品が出回ることも予想される。

 数が少ないという理由もあるのかもしれないが、最安値モデルで1499米ドルという比較的高価格帯の製品がすぐに売り切れというのも、なかなか興味深い話だ。

Surface Book 全くの新モデルとなるSurface Book。キーボードカバーとの組み合わせではなく、装着時に完全なクラムシェルノートPCスタイルになる設計だ

日本での発売日とラインアップは?

 日本での発表日と発売日について、当初の筆者の予想では「10月後半発表、11月後半〜12月初旬発売」としていたが、米国での発売日が通常よりも若干前倒しされたことで、日本でも早まる可能性が高くなった。発表から3週間だと11月第2週くらいになるが、11月第1週〜2週のいずれかのタイミングになる可能性が高いと予想する。

 今回は「Surface 3」にあったようなLTE版が投入される可能性は現時点で低いと考えている。米国で「Surface Pro 4 LTE」のアナウンスがないこと、Surface 3とは異なり米国と日本での発表までのラグが短く、国内で携帯キャリアの動きがないことを考えると、当面の国内投入はないだろう。基本的には米国のラインアップを踏襲し、これまで通りのパートナーを介しての販売になると予想される。

 ここで注目してほしいポイントが「Type Cover」だ。Surface Pro 4では「Windows Hello」に利用するための指紋センサーを内蔵した「Surface Type Cover with Fingerprint reader」という従来とは別の製品が用意されており、価格も通常のType Coverの129米ドルに対し、159米ドルと若干高くなっている。

 問題は、この指紋センサーを搭載したものが日本語版キーボードで用意されるかという点で、比較的Surfaceが好調な日本においても、発注数量の関係で指紋センサー搭載版を用意するかは微妙な可能性がある。

指紋センサー内蔵でWindows Helloに対応する「Surface Type Cover with Fingerprint reader」

 もう1つの注目ポイントは、Surface Bookの日本展開についてだ。比較的優先して製品在庫をまわしたと思われる米国においても事前予約時点で売り切れが続いており、世界的な品不足ということで日本での発売は若干後回しになる可能性がある。そのため、Surface Pro 4と発売日がずれる可能性も考慮すべきだ。

 また、現在Microsoft Online Storeで選択可能なラインアップは、ストレージ容量で3種類、プロセッサで2種類、メモリで2種類、キーボード側に搭載する外部GPUの有無で2種類という形で、計7種類の製品コンビネーションが用意されている。

 以前に、日本国内でSurface Proシリーズに関してCore i3のローエンドモデルが投入されないといったことがあったが、今回は全てミドルレンジ以上にラインアップが偏っており、Surface Book国内投入時にはほぼ米国に準じた構成が用意される可能性が高い。

現在米国のMicrosoft Online StoreでSurface Bookをチェックすると、7種類のラインアップから製品を選べる

 問題は価格だろう。「128Gバイトストレージ+Core i5+8Gバイトメモリ+外部GPUなし」の組み合わせで現在1499米ドルとなっているが、これを単純に原稿執筆時の為替レートで日本円換算して消費税をプラスすると19万5000円程度になる。少々値が張るが、「19万8000円から」というのが目安になるかもしれない。

 さて、10月22日14時の国内発表で何が明らかになるのか、今冬にPCの買い換えを検討しているユーザーはぜひ続報を楽しみにしていてほしい。

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