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» 2015年08月12日 00時00分 公開

MicrosoftとAppleがNY5番街で対決!?――「Windows 10」の旗艦店を準備中鈴木淳也の「Windowsフロントライン」

「Windows 10」搭載の新デバイスが多数登場する年末商戦に向けて、Microsoftはニューヨークの5番街に旗艦店を出店しようとしている。数ブロック離れたApple Store旗艦店に対抗する構えだ。

Windows 10を追い風に、リアル店舗でもMicrosoftの逆襲が始まる?

 まだ日本には出店していないが、Microsoftは直営のリアル店舗「Microsoft Store」を米国中心に展開している。日本人にとっては、Apple StoreのMicrosoft版と考えると、分かりやすいだろう。同ストアでは、同社純正のソフトウェアとハードウェア、そしてOEMメーカーのWindows搭載PCなどが展示され、自由に体験でき、購入して持ち帰れる。

 Microsoft Storeは、2009年10月のWindows 7発売と同時にアリゾナ州に第1号店をオープンして以来、店舗数を徐々に増やしており、米国では既に100店舗以上(モール等の広場に出店する出張店舗も含む)、カナダとプエルトリコにも店舗を構えるなど、カバー範囲を広げつつある。

Microsoft Storeの店内(Microsoftの紹介ページより)

 そんなMicrosoft Storeだが、Windows 10の拡販を狙うべく、新たな旗艦店をオープンするという。現在、Microsoftは米ニューヨーク市の5番街(5th Ave)にストアを準備中であり、うわさでは今秋にもオープンする見込みだ。

Microsoft Storeがオープンするという住所(677 Fifth Avenue)を撮影。2015年1月に撮影した写真だが、改装中だった
Googleマップのストリートビューを見ると、イタリアのファッションブランドであるFENDIのショップ跡地であることが分かる

 MicrosoftはWindows 8を発売した2012年10月26日、同市内のタイムズスクエアに旗艦店「Microsoft Pop-up Store」をオープンしたが、これは店員教育と宣伝を兼ねた臨時店舗の扱いで、約半年ほどで閉店している。

 その後、ニューヨーク市内では出張店舗形態の小さなストアが存在するのみだったが、ようやくビルのフロアを丸ごと専有する本格的な旗艦店が登場することになる。

「Microsoft Pop-up Store」オープン直前となる2012年10月25日22時、タイムズスクエアの道路を封鎖してWindows 8のカウントダウンが行われた。周辺の街頭広告のほとんどをMicrosoftがジャックし、タイムズスクエアがWindows 8とSurfaceの広告で埋まるお祭り騒ぎとなった
3年前のWindows 8発売時、タイムズスクエアのMicrosoft Pop-up Store前はこの混雑ぶりだった。もちろん、店内も大勢の客でにぎわっていた。新しいMicrosoft Storeの5番街店も、人気店になれるだろうか

 5番街はファッションブランドが多数立ち並ぶ高級エリアとして知られているが、新しいMicrosoft Storeが建つ予定の場所(5th Ave&53rd St付近)の数ブロック北側にはApple Storeの旗艦店である「Apple Store Fifth Avenue」が存在する。その距離は徒歩5分程度で、ライバルの店舗同士が数ブロック挟んで対峙(たいじ)することになる。

ガラス張りの立方体に驚かされる「Apple Store Fifth Avenue」。ここから地下に降りていくとストアになっており、地上は入口のみという何ともぜいたくな設計の旗艦店だ

 今秋から冬にかけて、最新ハードウェアを搭載したOEMメーカーのWindows 10デバイスが多数市場に登場する。それらを網羅して来店者にアピールするためのショールーム的な役割を、このMicrosoft Storeの5番街店は担うことになるだろう。

 具体的な日付こそ不明だが、今秋オープンというのは年末商戦、米国でいうところのホリデーシーズンを狙ったもので、10月末〜11月上旬には営業を開始するのではないかと予想している。そのときにはメディアへの露出も増え、日本でもニュースなどで目にする機会が出てくるだろう。

 Apple Storeの旗艦店も並ぶブランド店舗の中心地での登場となるが、アピール効果をどの程度示せるのか、オープン後の動向にも注目したい。

シアトル市内のPacific Placeというモール内にある出張店舗形態のMicrosoft Store。筆者が訪れた2015年7月31日には、Microsoft純正の「Surface 3」や「Surface Pro 3」はもちろん、OEMメーカーのPCもWindows 10搭載機が販売されており、日本より早くWindows 10プリインストールモデルを入手できる状況だった
「鈴木淳也の「Windowsフロントライン」」バックナンバー

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