「Surface Book」でMicrosoftとPCメーカーの関係はどうなる?――OEM担当者に聞く鈴木淳也の「Windowsフロントライン」(3/3 ページ)

» 2015年10月26日 15時30分 公開
前のページへ 1|2|3       

Windowsプラットフォームの将来を握るのは「多様性」

 ニック・パーカー氏の話によれば、MicrosoftはSurface事業について「OEMとの競合よりもむしろ、Appleを含む(Microsoftがライバルと認識している)競合の市場を崩すことに興味がある」と考えており、最終的に市場で多く売られるのはOEMパートナー各社の製品であり、Windowsプラットフォーム全体としての勝利を目指しているという。

 仮に、Microsoftを含むライバルとの競争で脱落するパートナーが出現しても、それ以上にOEM部門で新規や既存問わずパートナー支援を続け、さらにODMの台頭で参入ハードルが下がったデバイスビジネスにやって来るニューパートナーの受け入れ策を進めるなど、市場としての多様性を維持しようと努めている。Microsoft社内ではSurface部隊が先兵であり、OEM部隊が後方支援といった位置付けなのだろう。

 いずれにせよ、PCやタブレット、スマートフォンをめぐる業界地図は大きな変革期にある。Surfaceの投入いかんにかかわらず、脱落するベンダーが出ることは避けられず、一方で新しいチャンスを得るべく参入するベンダーもある。

 最も重要なのはAppleにない「多様性」の部分であり、これがMicrosoft自身とWindowsプラットフォームの将来を握っている。

「鈴木淳也の「Windowsフロントライン」」バックナンバー

前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年04月04日 更新
  1. 迷走の5年間を経て――MicrosoftがWindows 11の“不都合な真実”を認め、改善を宣言した背景 (2026年04月01日)
  2. Windows 11(24H2/25H2)の3月オプション更新でインストールできないトラブル 「帯域外更新」で対処 (2026年04月02日)
  3. 安いMacは「使えない」? MacBook Neo 8GBモデルで試す、後悔しないための活用術と注意点 (2026年04月02日)
  4. 視野2.4倍に拡大したオートフォーカスアイウェア「ViXion2」を試す 近視と老眼の悩みを一気に解消、11万円の価値はあるか? (2026年04月03日)
  5. 3COINSで880円の「3D構造マウスクッション」を試す 通気性抜群、これはトラックボールや分割キーボードに適したリストレストかも (2026年04月03日)
  6. 液晶なのにE Ink風? 約10万円の価値はある? TCLの異色電子ノート「Note A1 NXTPAPER」徹底レビュー (2026年04月03日)
  7. 3COINSで1430円の「PCケース:13.3インチ」を試す 収納ポケット充実、フリーアドレスのオフィス移動に便利 (2026年04月02日)
  8. “録画文化”は死ぬのか? 物理メディアの終わりが見えてきた今、TV番組保存の現実的な代替案を考える (2026年04月01日)
  9. 1万円台〜3万円台で買える多機能スマーウォッチ――Amazfitの各モデルがセールでさらにお得 (2026年04月02日)
  10. アキバの一部ショップでHDD購入制限の動き――大容量モデルを中心に品薄感 (2026年04月04日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年