PC USER Pro

無料で便利な「iOS/Android版Outlook」を使ってみた鈴木淳也の「Windowsフロントライン」(2/2 ページ)

» 2015年02月18日 10時30分 公開
[鈴木淳也(Junya Suzuki),ITmedia]
前のページへ 1|2       
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Modern UIに完全対応した「Universal Office」アプリ

 従来まで、WindowsにおけるOfficeはデスクトップアプリケーションであり、後からデスクトップアプリケーションを追加できないWindows RTではプリインストールの形で提供されるなど、Officeはタッチ操作やタブレットの利用をあまり想定した作りにはなっていなかった。

 一応「タブレットモード」の名称で、モードを切り替えれば、ボタンの配置間隔が広がってタップ操作が行いやすくなる仕組みが直近の「Office 2013」には導入されていたものの、やはり細かい操作は難しく、Office for iPad/Android Tabletのようなアプリの登場が望まれていた。

 米Microsoftでは2月4日(現地時間)、「Universal Office apps for Windows 10」の提供を開始した。いわゆるModern UIに対応したOfficeアプリであり、Windows 10をインストールしたPCだけでなく、タブレットからスマートフォン、(必要があるかはともかく)ゲーム機まで、幅広いデバイスで動作する。

 ただし、このタイミングで提供されているのは「Preview」版であり、実際の製品版は2015年後半の提供となっている。おそらくはWindows 10のリリースとほぼ同じタイミングでの登場であり、アプリ自体は無償提供になるとみられる。iOS版やAndroid版アプリと同様に、そのままでも機能限定でOfficeが利用でき、Office 365サブスクリプションを組み合わせることで、フル機能や商用利用が可能になる仕組みだと予想する。

Windows向けのModern UI版Officeアプリがついに登場した。現在まだPreview版で、製品提供開始は今年2015年後半からだが、だれでもダウロードして利用可能だ

 Previewの形で利用できるのはWord、Excel、PowerPointの3つのアプリで、Windows Insider Programを通じて「Windows 10 Technical Preview」を導入しているユーザーであれば、Windows Store Beta(ストアアプリは2種類あるので注意)経由でダウンロード可能だ。

 ただし、筆者が試してみたところ、一発では検索候補には出てこなかったため、その場合は直にリンクからストアのアプリページを呼び出したほうがいいだろう。「Word Preview」「Excel Preview」「PowerPoint Preview」のそれぞれのリンクをIEで開くと、ストアの当該ページへとリダイレクトされるので、ここからインストールできる。

ストア検索では出てこない可能性があるため、記事中のリンクをWebブラウザで開いてからストアに自動転送して、ダウンロードしたほうがよいだろう
Windows Store Beta(ストアアプリは2種類あるので注意)経由でダウンロードできる
Word、Excel、PowerPointのPreview版をまとめてダウンロードしている様子。容量は1本あたり80Mバイト前後なので、従量課金のネットワークを使うときは注意が必要だ

 仕組みとしてはOffice for iPad/Android Tabletに近く、MicrosoftアカウントやOffice 365アカウントとの連携が基本になっている。機能もデスクトップ版に比べると限定的で、この辺りもスマートフォン/タブレット向けに提供されているアプリと同様だ。

 筆者が触れた範囲での注意点は、日本語が問題なく表示できる一方で、MS-IME経由での日本語入力が行えなかったことだ。あくまでPreview版ということで、現時点では割り切るしかないかもしれない。

Word Previewアプリを起動してみたところ
ざっと見た限りでは基本的な編集機能を備えるのみで、その意味で「Office for iPad」などに近い位置付けといえるかもしれない
ウィンドウ表示も可能だが、使い方としては画面を2分割して文章を相互に参照するくらいで、基本的には全画面での利用が中心になるだろう
Excel Previewアプリの画面。基本的な制限はWord同様にOffice for iPadに準じており、あくまで閲覧や補助的な編集機能の利用にとどまると考えてよい
PowerPoint Previewアプリの画面。こちらも閲覧や簡易編集に使える程度だ

 このほか、Windows 10にはUniversal Officeアプリだけでなく、「Office 2016」というデスクトップアプリケーション版Officeの提供が発表されている。詳細については今後数カ月内に説明するとしているが、登場時期は2015年後半を見込んでおり、こちらもおそらくUniversal Officeアプリ同様に、Windows 10登場からほとんど間を置かずして提供が開始されるとみられる。


「鈴木淳也の「Windowsフロントライン」」バックナンバー


前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年03月12日 更新
  1. 10万円切りMacが17年ぶりに復活! 実機を試して分かったAppleが仕掛ける「MacBook Neo」の実力 (2026年03月10日)
  2. きょう発売の「MacBook Neo」、もうAmazonで割安に (2026年03月11日)
  3. 「MacBook Neo」を試して分かった10万円切りの衝撃! ただの“安いMac”ではなく絶妙な引き算で生まれた1台 (2026年03月10日)
  4. セールで買った日本HPの約990gノートPC「Pavilion Aero 13-bg」が想像以上に良かったので紹介したい (2026年03月11日)
  5. 新型「MacBook Air」はM5搭載で何が変わった? 同じM5の「14インチMacBook Pro」と比べて分かったこと (2026年03月10日)
  6. 12機能を凝縮したモニタースタンド型の「Anker 675 USB-C ドッキングステーション」が27%オフの2万3990円に (2026年03月11日)
  7. リュック1つで展示会セミナーの音響セット構築レポ 現場で得た“2.4GHz帯混信地獄”を生き抜く教訓 (2026年03月11日)
  8. 最新Core Ultra X7 358Hの破壊力! 16型OLED搭載で内蔵GPUがディスクリート超え!? Copilot+ PC「Acer Swift 16 AI」レビュー (2026年03月10日)
  9. 出張や通勤で荷物が増えても安心な「ミレー ビジネスリュック EXP NX 20+」が27%オフの1万3865円に (2026年03月10日)
  10. エンスージアスト向けCPU「Core Ultra 200S Plus」登場 Eコア増量+メモリアクセス高速化+バイナリ最適化でパフォーマンス向上 (2026年03月11日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年